ブエノチェ~♪
皆様のおかげを持ちまして
「キャッスルウインドアンサンブル創設5周年記念」
となる
「第5回祭(定期演奏会)」
無事終演することができました。
今年度1年間の活動への感謝と演奏会終演の余韻をかみ締めながら祭を振り返りたいと思います。
本日は
「演奏編(第2部・中編)」
です。
【第5回祭の感想~本番前準備編】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1916.html
【第5回祭の感想~演奏編(第1部)】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1917.html
【第5回祭の感想~演奏編(第2部・前編)】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1920.html
【第5回祭の感想~演奏編(第2部・中編)】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1923.html
【第5回祭の感想~演奏編(第2部・後編)】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1926.html
【第5回祭の感想~演奏編(第3部編)】
【交響詩ローマの祭】
昨年の演奏会レスピーギ作曲の
「ベルキス全曲」
これを足かけにして今年は
「ローマの祭」
この大曲にチャレンジしました。
コンクールでは
「チェルチェンセス」
「主顕祭」
この2曲を合わせてコンクールの自由曲として演奏しました。
結果は銀賞。
これから先の将来に向けて
「楽団としてしっかり実力をつけなさいよ」
「楽団メンバーの意識を統一させなさいよ」
そんな
「メッセージ性が色濃い銀賞」
だったと捉えています。
コンクールに出場するからこそ
「基礎技術が保たれている」
「一定期間音楽や人について真剣に考える時間がある」
そんな効果を得られていると思います。
コンクールだけが全てではなく
「コンクールも年間を通しての通過点なのです」
この年間クライマックスたる演奏会にて
「一年間の活動に対して感謝すること」
「一年間におけるお互いの人間成長を確認し合うこと」
これが楽団活動する上の意義だと思っています。
5年目にしてローマの祭を全曲できることは
「楽団として一定の成長があった!」
そう嬉しく思っています。
そんな今年を象徴するメイン曲が
「ローマの祭」
でした!
【チェルチェンセス】
三人のトランペットバンダ隊を花道に配置しました!
オンステージバンドとの掛け合いもグッドでした!
残虐ショーの始まりです!
「皇帝ネロ万歳!」
「暴君万歳!」
駆け巡る音楽に乗せて
「キリスト教徒への弾圧と猛獣の咆哮」
この魂の叫びが聞こえてきました!
【五十年祭】
残虐な猛獣ショーが終わり
「聖なる音楽へとシーンが移り変わります」
静寂な音楽を保つこと。
この前半部の作りにも時間を費やしましたよね。
「巡礼者たちの重々しい歩み」
各楽器によりそんなシーンが表現されます。
抑圧から解放され表情は一転します!
「金管群による力強いメロディー」
この部分は
「巡礼者達が永遠の都ローマの街を見た時の歓喜!」
そんな部分を表現していました!
【十月祭】
冒頭部メロディーのホルン群がよく鳴っていました!
まるで
「十月の豊𩜙を喜ぶお祭り騒ぎ」
そんな雰囲気を醸し出していたのが気持ち良かったです。
賑やかな収穫を終え遠き山に陽は落ちます。
少しセンチメンタルな雰囲気に。
マンドリンやホルンによるセレナーデ。
追いかけるように奏でる木管群のメロディー。
セレナーデの締め括り。
鈴の音が緊張感一杯で幕を閉じます。
【主顕祭】
空気は一転して
「騒がしい雰囲気に!」
エスクラによるメロディーがその合図です!
古代ローマから時代を超えて
「ローマの大衆をモチーフ」
とした
「主顕祭」
賑やかなローマ街を表現します。
現代風に言うと
「呼び込み」
「酔っ払い」
そんな人達が町を行き交う活気ある騒がしい雰囲気。
大衆的な雰囲気は上手く表現できて良かったです!
こんな雰囲気がキャッスルの雰囲気に合っているのかもしれませんね(笑)
祭はクライマックスへと向かいます。
終盤のテーマでは
「魔女ベファーナ」
こちらもしっかりと顔を出しローマの町の賑やかさをあざ笑うように軽快なテンポでクライマックスを迎えます。
「タタターン」
スッ(ブレスしながら指揮棒を振り下ろす音)
「タンタンタータタ」
思わず指揮棒を振らない左手でグッドマークがついつい出てしまいました!
キャッスルの皆さんなら何故だか分かりますよね!
「タンタンタータタ」
「タンタンタータタ」
「ジャン♪ジャン♪ジャン♪」
良かった!
本当に良かった!
ローマの祭を全曲演奏することができて。
「ありがとうローマの祭!」
「ありがとう親愛なるキャッスルの愉快な仲間たち!」
そんな充実感一杯の気持ちで演奏会メインのラストナンバーを終え
「客席のお客様に深々と御辞儀」
客席に向かって頭を下げなが5年間の道のりに感謝と喜びを感じていました。
キャッスルウインドアンサンブル!
素敵な笑顔に会える楽団。
我々の大切な居場所です。