ブエノチェー♪
吹奏楽の聖地
「普門館」
にて開催された
「東京佼成ウインドオーケストラ特別演奏会~ザ”MARUTANI”ワールド」
①「本プロⅠ部編」
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/953.html
②「本プロⅡ部編・祝典序曲」
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/954.html
③「本プロⅡ部編・大阪俗謡による幻想曲」
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/955.html
④「本プロⅡ部編・アルメニアンダンスパート1」
⑤「アンコール編」
⑥「開演前編」
⑦「出発編」
⑧「東京巡り編」
の計8回に分けてレポートしたいと思います。
本日は
④「本プロⅡ部編・アルメニアンダンスパート1」
をお楽しみ下さい。
【お楽しみコーナー】
アルメニアンダンスの演奏に先立ち、普門館では
「お楽しみコーナー」
と称したコーナーが設けられました!
このコーナーの目玉は
「東京佼成ウインドオーケストラの指揮ができる!」
という画期的な企画でした。
普門館の舞台上で憧れの東京佼成ウインドオーケストラ指揮をしてみたい方を会場のお客さんから募りました。
募集方法は1部と2部の休憩の間に
「アンケート」
を提出すること。
私も思わず
「よしっ。書くぞっ。」
と手を挙げたいところでしたが、客席からじっくり演奏を楽しむ方がいいかなと思ってアンケートを書きませんでした。
後に聞くと、我がキャッスルウインドアンサンブルの
「団員2名」
が果敢にアンケートを提出していたようです…。
しかも…。
目立つように赤字で…。
チャレンジャーやな(笑)
でも、手を挙げる心意気が気持ちいいですよね。
よく頑張った。
「かぼんぬさん」
「たけひとさん」
さすが大阪の子!
そんな中、会場から選ばれたのは
「埼玉県中学校の男の先生」
「北海道在住の男性」
の2名がブラックステージで指揮をすることになりました。
埼玉県中学校の先生が指揮した曲は
「マーチ美中の美」
でした。
次に会場の目を釘付けにする出来事が起きました。
指揮に当選した北海道在住の男性は2階席に座っていました。
どうやって舞台へ降りるのか?
ピンと勘が働いた人は素晴らしい。
そう!
普門館の両端にある2階席から舞台へとつながる下手側エスカレーターを使って舞台へと降りることになりました(爆)
エスカレーターに乗った瞬間
「会場大爆笑」
ヤンヤヤンヤの歓声と共に惜しみない拍手が北海道在住の男性に送られました。
これはホンマに面白かったです。
エスカレーターに乗っただけで
「5000人」
から拍手をもらうことは今後まずないでしょう(笑)
北海道在住の男性は
「行進曲旧友」
の指揮を務め無事舞台袖へお下がりなられました(笑)
お二人方にとって本当に心に残る忘れられない記念になったと思います。
見ていて心が晴れ晴れする光景でした。
【アルメニアンダンスパート1】
お楽しみコーナーの後はアルメニアンダンスパート1です。
私が中学生だった1985年はまだ
「レコード」
が主流で、中学生後半の1987年頃から
「CD」
が世に出回るようになってきました。
当時、東京佼成ウインドオーケストラが演奏するレコードも多数所有しており、中でも一番のお気に入りだったのが
「A・リード&東京佼成ウインドオーケストラ」
のレコードを毎日バイブルのように聞いていました。
このレコードは、
「アルフレッドリード博士が初来日した1981年」
のライブ演奏の録音だったそうです。
「ミュージック・メーカーズ」
「ロシアのクリスマス音楽」
「アルメニアン・ダンス」
A・リードの世界感にときめいていた中学生時代。
アルバムの中でも繰り返し繰り返し聞き惚れていたのが
「下地啓二さん」
が奏でる
「アルトサックスのためのバラード」
でした。
私はサックス吹きなので
「こんな甘い音が出せたらいいな」
と目標にしてバラードの譜面を耳コピでおこして書き記して遊んでいました。
その後、バラードの譜面が手に入ったのは高校生になってからでした(爆)
時は移り変わり、現在、私の携帯電話(iPhone)のミュージックファイルの中には
「須川展也さん」
のソロアルバム
「ヴィルトーゾ・コンチェルト」
が入っており
「アルトサックスのためのバラード」
を学生時代と変わらず今でも聴いています。
「バラード」
「シーガル」
この2曲については、
「ほぼ毎日」
聞いています(爆)
さて。
アルメニアンダンスですね。
この曲も母校や丸谷先生とゆかりが深い曲です。
1986年のコンクールにおける淀工の演奏。
中学生だったの私には衝撃的でした。
コンクール会場で聞いていると
「風を感じる」
そんな表現がぴったりの演奏でした。
その後、私も淀工に入り
「アルメニアンダンス」
を演奏する機会を得て、更には
「アルフレッドリード博士」
から直接指導を受けることができるなんて夢にも思っていませんでした。
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/666.html
丸谷先生曰く一般人に広く知られている
「ベートーベンの第九」
のように
「アルメニアンダンス」
をバイブルとして吹奏楽をしていない人にも広く沢山知ってもらい、吹奏楽の裾野を広げていこうと常におっしゃっています。
その想いを実践すべく、本年2月に開催した
「大阪府吹奏楽連盟創立50周年記念演奏会」
では
「3500人」
により奏でる
「アルメニアンダンス」
にチャレンジしました。
大阪城ホールのアリーナ、客席のあらゆる方向から
「響き渡る音」
は何にも変えがたい感動がありました。
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/890.html
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/892.html
普門館における
「丸谷先生と東京佼成ウインドオーケストラ」
との夢のコラボレーションでの演奏。
私たちが満足する以上に
「天国のリード博士」
が満足されているに違いありません。