ブエノチェ~♪
贈り物やプレゼント♪
人からもらうと嬉しいですよね!
あげる側の心遣いやもらう側の喜び。
プレゼントにはそんな色んな形があります。
私達
「音楽人」
「楽曲」
という
「作曲者」
からのプレゼントを常にもらっていると言っても過言ではありません。
楽譜に書いてある音符を
「自分自身の目で見て捉え~頭で解釈し~楽器を使って奏で~音として表現する」
これを常に楽しんでいるのが私達の身の回りにある
「音楽」
です。
先日、福田先生との懇親会の席で興味深い話をすることができました。
「アルメニアンダンスが世の中に出回って40年という年月が経ちました」
「当時作曲者のアルフレッドリードは何を考えてこの楽譜に記している音符の意味を持たせたんだろうか?」
音楽作品の捉え方に関する音楽論議をしました!
福田先生曰く
「私達がいつも見ている昔から変わらない四分音符や八分音符という音符」
「現代の捉え方と古代の捉え方とのニュアンスは多少違えど、古い楽曲も古文書を読み解くように、現世でも見たままそのまま演奏を奏でることができる!」
「楽曲や楽譜は想いを馳せた作曲者が過去から現代に宛てた『素敵な贈り物』なんです」
等々ジョッキを片手にとてもロマンティックな話をして下さいました。
私はその時、古代音楽と現代音楽の解釈の話として
「イーストマン・ウインド・アンサンブル」
について話をしました。
1990年にイーストマンが日本へ来日した際に演奏した、指揮者であり、アレンジャーである
「ドナルド・ハンスバーガー」
自身が編曲したバッハの
「トッカータとフーガニ短調」
の演奏を引き合いに出しました。
ちなみに、一度は演奏したことがある
「ショスタコーヴィチ・祝典序曲」
このハンスバーガーさんの編曲です!
トッカータとフーガニ短調に話を戻しますと、皆さんおなじみの冒頭メロディ
「タララー」
で始まるこのフレーズ。
原曲は古典オルガン音楽です。
冒頭の音符には鍵盤を弾く
「プラルトリラー」
が付いています。
「タララー」
と演奏するのが現代で奏でられている定番の演奏法(アレンジ)です。
当時イーストマンが演奏した奏法。
「タラタラター」
と鍵盤のプラルトリラー装飾部を2回繰り返して演奏したのです。
会場で演奏を聴いていた人は
「???」
「何この演奏?」
と不思議な顔をしている人が多数いました。
バッハを代表するバロック音楽では頻繁にこの装飾記号というのに遭遇します。
譜面には単純に1音で書かれているにも関わらず実際は細かく音を刻むこともあり、解釈などで音符の使い方が変わってしまいます。
私は当時高校生ながらに
「スゲー♪古典や~♪古典音楽~♪」
と目をキラキラさせながら世界を代表するウインドバンドの素晴らしい演奏を体感していました。
福田先生との音楽談話の続き。
何が言いたかったのかというと
「どちらの演奏も正解」
ということです。
現代では
「この演奏が正解」
「この演奏がお手本」
みたいな形にはまった演奏が多く
「自分達の力で楽曲や楽譜を捉える表現力豊かな面白い演奏」
これが少なくなってきていることを危惧するとのことでした。
「面白い演奏ってどんな演奏だろう?」
「自分達らしい演奏ってどんな演奏だろう?」
そんな
「魅力ある演奏を探求できるバンド」
「個性豊かな演奏会」
そんなステージになれば素敵だなぁというお話で夜な夜な盛り上がっていました!
今週末も福田先生による練習です。
「熱く・楽しく・面白く」
そんな演奏ができる本番を迎えることができるよう練習に励みたいと思います。
☆活惚れ2012まで~残り24日♪