ブエノチェ~♪
先ほどテレビで
「大阪市音楽団」
の存続危機についてのニュースを見ました。
これは橋下市長が掲げる行政改革の一環として
「行政が楽団を抱える必要はない。(廃止後は)分限免職だ」
と、音楽士(楽団員)36人の整理解雇まで言及している市制の見直し案です。
私と大阪市音楽団との出会いは
「1979年(昭和54年)」
に遡ります。
当時、大阪市立S小学校に在籍していた私。
小学校の創立30周年記念式典に大阪市音楽団の皆さんが演奏に来てくれました。
「音楽団のバス」
から降りてくる白い衣装に身を包んだ楽団員の皆さんによる記念式典演奏。
記念式典では
「風船に花の種」
をくくりつけて
「未来へ届け」
「大空へ届け」
との想いを込めて母校のグラウンドから風船と共に夢を飛ばしました。
その記念式典での
「感動的なシーンや吹奏楽の響き」
が今でも脳裏に記憶として残っています。
音楽好きの父親の影響を小さい頃から強く受け
「歌謡曲」
「グループサウンズ」
は幼少の頃から聴いたり歌ったりしていました。
【2010.10.11~想い出の渚】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/396.html
そんな歌好きの少年だった私が
「楽器に興味を示した」
出会いのきっかけは、母校創立30周年記念式典での
「大阪市音楽団」
による演奏を聴いたのがきっかけと言っても過言ではありません。
高学年になると
「器楽クラブ」
に入りそこで
「トロンボーン」
を始めたのが私と楽器との出会いや生い立ちであります。
そんな全国で唯一、自治体が直営する吹奏楽団
「大阪市音楽団」
が、橋下徹市長が発足させた改革プロジェクトチームから2012年度限りの廃止を迫られています。
市制改革に痛みを伴うことは
「頭では必要と承知しているつもり」
ですが、内心や本心は
「想い出を引き裂かれる・壊される」
ような感情的な気持ちが裏腹にあります。
僕たちの青春の聖地
「大阪府青少年会館」
が取り壊された時も同じような想いと痛みを伴いました。
音楽を通じた
「情操教育」
これは
「数字や即効性」
で計れないものがものがあります。
私がこの年になって
「音楽」
を続けているのは
「音楽との出会いのきっかけ」
があったからです。
自分の後輩たちや未来の子供達が
「音楽の楽しさ」
を知らない大人になってしまうと思うと
「本当につまらない生き方をするんだろうな」
と考えたりもします。
ゴールデンウィーク真っ最中に市音を支えようと
「市民や音楽人」
による動きがありました。
先日の5月5日
「大阪城野外音楽堂」
で作曲家の宮川彬良(あきら)さんら主催の演奏会
「GO!GO!市音!大阪市音をほめる会」
が開かれ約3千人の聴衆が会場を埋めました。
演奏会は、ゲストとして
「大阪府吹奏楽連盟理事長丸谷先生」
「指揮者の佐渡裕さん」
も加わり演奏会を盛り上げたと聞いています。
存続の危機に立たされている
「大阪市音楽団」
の今後の動向について
「音楽人」
として関心を抱きながら微力ながら自分ができることで支えていきたいと考えています。
「存続へ!大阪市音楽団!」