第2回祭の感想〜演奏編【アンコール・後編】
キャッスルウインドアンサンブル第2回祭の演奏会レポートもいよいよ最後の曲となりました!
【オーメンズオブラブ〜ありがとう】
アンコールの3曲目は
「オーメンズオブラブ(ピアノ独奏)」
「ありがとう(演奏)」
で演奏会を締めくくりました。
キャッスルウインドアンサンブルは1年間のクールを
「章」
と称して
「楽団創設時」
から
「まだ見ぬ次の世代のメンバー達」
へ
「歴史を繋いでいこう」
という想いを持って
「既存メンバー」
により楽団のコンセプトである
「一生懸命」
をモットーに活動をしています。
今年はキャッスルウインドアンサンブルの
「第2章(2年目)」
でした。
定期演奏会
「祭」
の開催回数と一致しているのがよく分りますよね。
祭のラストを飾るのは
「キャッスルウインドアンサンブル一年間の歩み」
としてキャッスルウインドアンサンブルの同志達と共に歩んできた
「一年間の活動記録」
をスライドにして、我々が奏でる演奏と共に会場に映し出し
「お客さん」
と一緒にその軌跡を振り返ってもらうことを
「メインイベント」
にしています。
スライドにはメンバーの
「笑顔」
「アホ顔」
「真剣な顔」
「悔しい顔」
色んな表情や思い出が数分間の中に
「キャッスルウインドアンサンブル一年間の歩み」
として凝縮しています。
前半はマミさんによるピアノ独奏によりゆったりと思い出を回想…。
バックに流れる
「オーメンズオブラブ」
は言わずと知れた
「T−スクウェア」
の名曲です。
後半はキャッスルウインドアンサンブルが奏でる
「ありがとう」
に合わせてスライドは流れていきます。
「ありがとう」
は1980年にたのきんトリオが主演で放映されていた学園ドラマ
「ただいま放課後」
の主題歌です。
欧陽菲菲さんの
「ラヴ・イズ・オーヴァー」
の作曲等で有名な
「伊藤薫」
さんが作詞・作曲した曲を
「石坂智子」
さんが歌った曲です。
歌詞がとても素敵な曲で
「誰もが抱いている感情」
をとても美しく描いているのが
「ありがとう」
の良さであり
「後世に残していきたい一曲」
「沢山の人に知ってもらいたい一曲」
であると思っています。
スクールバンドには卒業に合わせて必ず
「引退」
という制度があります。
引退のシーンには
「花道に飾る歌」
がつきものです。
私が高校時代の引退時には母校の同級生が
「フェスティバルホール」
の舞台一列に並んで長渕剛さんの
「乾杯」
を歌って涙を流しました。
この
「ありがとう」
実は中学時代に
「引退の花道」
として使っていた曲なのです。
初演は
「1986年」
のこと。
私の中学時代の母校の恩師
「籠野徹先生」
がアレンジし演奏を始めたのが起こりです。
(ありがとうスコア裏面のサイン)
大人になってもいくつになってもこんな
「純粋な気持ち」
や初心を忘れることなく
「音楽や人生に向き合っていたい」
と強く思っています。
一般バンドは
「自身の意思」
によってその活動を辞めない限り
「引退」
がありません。
いつまでも続くものなのです。
逆に言えば
「やればやるほど」
良くなるのが一般バンドの値打ちでもあります。
キャッスルでは1年間のメインイベントである
「祭」
のクライマックスにおいて
「キャッスルウインドアンサンブル一年間の歩み」
のスライド映像を見ることにより
「個々の団員がそれぞれにそれぞれの確たるもの」
を感じとり
「ありがとう」
を奏でながら自分達が歩んできた軌跡を
「振り返る」
「しっかりと捉える」
ことにより
「来年も頑張るんだ!」
と新たな気持ちで
「新たな目標に向けてチャレンジ」
できると位置づけています。
キャッスルウインドアンサンブル2年目の
「花道」
はもう歩ききりました。
キャッスルウインドアンサンブル
「第2章(2年目)」
は
「ありがとう」
の演奏と共にその幕を閉じました。
今、私達がこうやって頑張っていられるのも
「団員同士の支えあい」
「楽団に関わる色んな方々の恩恵」
があるからです。
感謝の言葉
「ありがとう」
これが素直に言えるように。
「かけがえのないあなた」
に
「ありがとう」
と言えるように。
後世に我々の軌跡を残してく所存です。
それが我々の居場所
「キャッスルウインドアンサンブル」
の存在意義なのです。