ブエノチェ~♪
今年キャッスルが年間を通じて取り組む一曲。
それは
「モンタニャールの詩」
です!
作曲者は言わずと知れた
「ヤン様」
でお馴染みの
「ヤン・ヴァンデル・ロースト」
であります!
キャッスルはこれまでの5年間にヤン様が作曲した
「アルセナール」
「フラッシングウインズ」
「スパルタクス」
等の
「ヤン様ファンにはたまらないオリジナル曲」
これれの曲にチャレンジしてきました!
今年のチャレンジは、ヤン様名曲中の名曲と言われている
「モンタニャールの詩」
この曲にチャレンジします!
モンタニャールの詩は
北イタリアのフランス語を話す
「ヴァル・ダオスタ(アオスタの谷)地方」
にある
「オルケストル・ダルモニー・ドゥ・ヴァル・ダオスタ(ヴァル・ダオスタ吹奏楽団)」
この吹奏楽団の委嘱作品として作曲され
「1997年1月26日」
作曲者ヤン様自身の指揮で、同バンドにより初演されました。
この曲は
「吹奏楽のための交響詩」
といえる非常に大きなスケールの曲であり
「フランスとイタリアの国境の北イタリア地方の険しい山々を想像」
させます。
また、リコーダーが奏でる素朴な響きは、この地方の長く豊かな歴史を思い起こさせます。
「ウインドマシーンを含む打楽器群」
「ハープやピアノ」
これらのパートもリコーダーとともに非常に大切なパートを分担しているのが魅力の一つです!
アオスタ地方は、先史時代からの遺跡があり、アルプス越えの要衝として古くから栄え
「初代ローマ皇帝アウグストゥス」
この皇帝が街を開いていたことで知られています。
作曲者のヤン様は
「アオスタの豊かな自然や文化」
「多民族の侵略を受けた歴史」
これらを題材にして、中世にアオスタの地域を治めた歴史上の人物である
「カトリーヌ・ド・シャラン」
「古代ローマ」
へのオマージュとしてこの曲を作曲したとのことです。
ヤン様がモチーフに用いる古代ローマへの想い。
モンタニャールの詩が持つ描写の世界。
「ウィンドマシーンなどさまざまな打楽器を使用したモンブランを望むこの地の厳しい自然」
「軍隊の行進のようなリズムや戦いの情景」
「リコーダー四重奏などにより中世風の雰囲気を醸し出すルネサンス風の舞曲」
「領民に慕われたカトリーヌ・ド・シャランを思わせる叙情的な旋律」
などが次々に現れ、卓越した対位法の技巧により組み合わされて、圧倒的なフィナーレを迎えます!
日本においては
「モンタニャールの詩」
という表記が定着していますが
「モンタニャール」
とは特定の物事などを示す語ではなく、曲名自体はフランス語で単に
「山の詩」
という意味です。
これまでの吹奏楽の世界になかった
「ヤン様節」
炸裂する
「壮大なオーケストレーション」
このオーケストレーションをどれだけ引き出せるか?
これが
「今年のキャッスルの年間を通じた課題」
です!
楽譜に書かれている
「音符を並べる作業」
この作業に埋もれるのではなく
「楽譜に書いていること」
これを
「歌や音楽にしましょうね!」
これが今年のCWEに与えられた課題です!
曲の目玉は何といっても
「リコーダー隊」
なる飛び道具。
リコーダーのソロ部分は、いわゆるルネサンス時代の舞曲です。
実際に演奏してみると
「ポリフォニック(多声音楽風に)」
とは書かれていないので
「リコーダーの音域と音量の特性上バランスよく聞こえづらい感じ」
がします。
そこはどうするのか…。
「キャッスルらしくワイドに対応!」
繰り返します。
「ワイドに対応!」
ですよね♪
色々と実験に実験を重ねましょう♪
そんなヤン様ワールドがぎっしり詰まった魅力たっぷりの
「モンタニャールの詩」
キャッスルらしい演奏に仕上げられるよう明日からの強化練習気合入れて頑張ります!