ブエノチェ〜♪
よく色んな方々から
「何でそんなに頑張るんですか?(頑張れるんですか?)」
という楽団活動に関しての質問を受けることがある。
答えは簡単だ。
頑張る理由は
「初志貫徹していないから」
である。
キャッスルウインドアンサンブルは
「2009年9月20日楽団発足」
楽団を発足して6年目を迎えようとしている。
創設メンバーが
「大阪城天守閣をバックに写真撮影」
記念すべき1枚の写真を撮影した後に
「大阪城の麓にあるクレオ大阪東」
において
「創設メンバーの初顔合わせ」
「創設メンバーによる団員番号争奪じゃんけん」
「創設メンバーによる初練習、初合奏」
あの結集した日から間もなく6年となります。
キャッスルウインドアンサンブルとして。
一番最初の練習で誓った目標を皆さんは覚えていますか?
「自主公演演奏会を開催することを楽団の目標としよう!」
毎年開催する定期演奏会が我々の一番の目標であり、年間最大のテーマである。
開催する演奏会のキャパシティはどれくらいの規模でどんな演奏会にしたいか?
「1000人規模くらいのホールを満席にして、自分達を応援してくれる沢山の人の中で演奏会を開催したい!」
結集の誓いでの決意や想いがそこにはあった。
200~300人のお客様を集める目標設定である演奏会を設定していれば?
その規模のキャパシティ演奏会なら区民ホールやどこかの学校の講堂を借りての演奏会になっていただろう。
バンドとしてカタチの目標。
「吹奏楽オリジナル曲をこなすこと」
「オーケストラのアレンジ曲をこなすこと」
「ポップスやジャズもこなすこと」
「お客様に楽しんで頂ける目線でステージを構成すること」
そんな音楽が持つ魅力を全て受入れ
「メンバーが全員が総合的な音楽に対応できるエンターテイメントの追求」
これが
「楽団としての目指すカタチ」
「キャッスルウインドアンサンブルらしさ」
として掲げた楽団像なのである。
この志を形とするため演奏会ホームグランドとして選定したのが
「サーティホール」
である。
駆け出しの無名バンドがいきなり1200人収容するホールを満席にできる訳など無い。
音楽に携わる人、音楽活動はしないけれど演奏会に足を運んで下さる音楽ファンの人達。
そんな人々に
「キャッスルウインドアンサンブルのありのままの姿」
これを知ってもらうためにがっつりと色んな活動に取り組むことにより
「人と人の繋がりの輪を広げている」
「キャッスルのファンづくりに力を注いでいる」
のである。
毎年少しずつではあるがお客様の来客数も伸びてきている。
楽団活動の柱として掲げている
「それぞれの活動には必ず意義や狙いがある!」
複数のバンドにより実行委員形式にて開催する
「ジョイントコンサート」
実行委員会形式によるこの演奏会は
「大阪の一般バンドによる合同演奏会の先がけ」
として歴史が深い演奏会であり今年で30周年を迎える催しである。
先代の歴史を受け継ぎながら、携わる複数のバンドと共に
「大阪のバンドとして協力し合える関係づくり」
これを目指しつつキャッスルのファンづくりに励んでいる。
キャッスルの自主公演のひとつ。
コラボレーションコンサートとして位置づけている
「活惚れ」
これは賛助出演頂く楽団や素晴らしいゲスト等と
「音楽的にも人間的にも融合すること」
「新たな発見からの自己変革」
これを開催の趣旨としてキャッスルのファンづくりに励んでいる。
本年から
「職場・一般吹奏楽フェスティバル」
なる行事が始まった。
「ザ・フェスティバルホール」
での合同演奏会。
先週、皆様のおかげにより大盛況のうちに本番を終えることができた。
大阪の職場・一般楽団が楽団の枠を超えて繋がりをもつこと。
これは
「井の中の蛙にならず大海を知る」
うえで非常に意義のある催し物となった。
毎年夏に開催する吹奏楽コンクール。
「複数の審査員によるプロの目線で楽団の現状について冷静に観察して頂き、更にはプロの物差しで率直な評価を頂く」
単なる演奏会と異なる行事
「吹奏楽コンクール」
こんなバンドの現状がハッキリ判るありがたい機会は他にない。
だからコンクールに出場するのである。
ただ、コンクールのあり方として
「金賞、銀賞、銅賞」
「勝った負けた」
だけで一喜一憂するだけでは刹那主義的で進歩がない安っぽいもののように感じる。
そのシーズンだけ集まりその時だけ出場するのはコンクール開催の趣旨にも反する。
要は
「一年間通した楽団活動がどうだったか?」
これを問うのが吹奏楽コンクールであり、結果はおのずと後からついてくるものと思っている。
コンクールに出場するメリットとしては
「楽団による演奏技術の基礎力が確実に上がってきている」
これも出場する理由のひとつだ。
吹奏楽コンクールには演奏技術の向上だけにとどまらずまだ違う見方がある。
「コンクールに出場による知名度の向上」
である。
コンクールは大阪のバンドや吹奏楽関係者が集う
「最大の広報媒体」
なのであり普段の音楽活動だけでは得ることができない大きな効果がある。
金賞を受賞して次なるステージ関西大会へ出場すれば大阪の人だけでなく関西圏の広い範囲の人達に
「大阪の吹奏楽団・キャッスルウインドアンサンブル」
この名前を周知してもらうことができる。
コンクール出場も
「広い意味でとらえるとキャッスルのファンづくりである」
と言える。
話を冒頭に戻そう。
「何でそんなに頑張るんですか?」
答えは簡単だ。
我々が楽団創設時に掲げた目標。
1200人のキャパシティがある
「サーティホール」
にて開催するキャッスルウインドアンサンブルの年間クライマックスイベントである
「祭(定期演奏会)」
この演奏会に自分達の力で得た沢山のキャッスルファンの皆さんの前で
「キャッスルらしい演奏をすること!」
この目標を達成していないからである。
頑張る理由の根底には
「楽団活動の初志貫徹をするため邁進している」
ただそれぞれである。
楽団活動における原動力の全てはこの精神に行き着くのである。
「好きとか嫌いとか」
「できるとかできないとか」
四の五は一切言わない。
楽団は仲良しクラブではなく
「人間と音楽を磨く人生道場たる場所」
だからだ。
これからも
「キャッスルに集う素敵な同志達」
そんな仲間と共にぶれずに真っ直ぐ進んでいく覚悟である。