先日終えた演奏会。
平和な世代に暮らす私たちは本当に幸せです。
6月23日。
今年は終戦から70年目を迎えました。
日本で唯一の地上戦があった沖縄での組織的戦闘の終了日である。
本日沖縄では
「慰霊の日」
70回目の慰霊祭が行われた。
戦争体験がある亡くなった祖父や奄美諸島、琉球諸島、八重山諸島にいる親戚等から戦争にまつわる色々な話を聞かされたことを思い出した。
終戦の話題に毎年触れるのは重いので触れずにいたけれど今年は節目の年なので触れておこうと思った。
終戦後、奄美や沖縄を含む鹿児島より南の諸島はアメリカ領土とっなった。
日本人でありながら島に暮らす人たちはアメリカの統治下で暮らしていた。
日本人でありながら日本国に行くのにパスポートが必要だった。
祖母らは大島紬の機織りとして作った紬を売って生計を立てていたが日本国内(内地)で買ってもらおうにも関税が高く戦前のようにはいかなかった。
終戦後各島内では
「祖国復帰運動」
そんな返還運動が島内で盛んに行われたと聞いている。
8年間アメリカの統治下であったが
「1953年(昭和28年)」
奄美大島は日本に復帰を果たした。
沖縄にあっては奄美諸島より返還が遅く
「1972年(昭和47)」
アメリカから返還された。
終戦から70年。
まだまだ色んな問題を抱えながら島の人たちは生きている。
戦争を知らない僕たちは本当に幸せである。
今日は酒井格さんが作曲した
「てぃーだ」
このメロディーが頭の中を回っていた。
「まばゆい太陽」
「人と自然が優しい町」
そんな現在の沖縄や各諸島の事しか知らない我々世代。
今日は先祖の皆さんや戦争でお亡くなりになった人たちの
「鎮魂(しずたま)」
魂を鎮める日であります。
8月には終戦記念日が訪れます。
今年は戦争や祖先について深く考える年であると感じています。
合掌。