ブエノチェ~♪
皆様のおかげを持ちまして先般無事終演した
「活惚れ2013」
この活惚れ2013の所感について12回に分割してブログを綴ります。
①サウス・ランパート・ストリート・パレード編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1391.html
②復興への序曲「夢の明日に」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1392.html
③天使ミカエルの嘆き編
④いい日旅立ち編
⑤かっぽれファンク編
⑥合同演奏「本プロ」編
⑦合同演奏「歯車」編
⑧合同演奏「シーガル・ライジングサン」編
⑨ゲネプロ・準備・ブラストライブ取材編
⑩ホームステイ編
⑪茶話会編
⑫打ち上げ編
本日は
「③天使ミカエルの嘆き編」
をお楽しみ下さい。
【③天使ミカエルの嘆き編】
キャッスルが選択する本年度吹奏楽コンクール自由曲
「天使ミカエルの嘆き」
この曲は昨年の夏にパートリーダー等により開催したCWE選曲会議において
「日本人作曲家の邦人作品の名曲に触れたい」
との理由から選曲した曲なのです。
天使ミカエルが持つ曲の良さや深みについて羅列してみると
「曲全般を通じて緊張感がある」
「不安や邪悪を描写する不協和音の響き」
「違う拍子感の音楽が同時進行する」
「吠えるような激しさや厳しさを必要とするシーンがある」
「心に訴えかける美しい節(メロディー)がある」
こんなところがミカエルの魅力だと感じていました。
天使ミカエルの嘆きは
「昭和53年・ヤマハ吹奏楽団」
のために書かれた委嘱作品。
最近あまり演奏される機会がなかったこの名曲を
「サルベージ(引き上げる)」
しようとの思惑で選択した曲であります。
しかし今年に入ってから残念なニュースがありました。
本年1月30日、作曲者
「藤田玄播先生がお亡くなりになられた」
との訃報を受けました。
非常にショックなニュースでしたが
「今年はミカエルをすべき年なのだと」
改めて深い所縁を感じている次第です。
天使ミカエルこと藤田玄播先生が逝ったことにより
「天使ミカエルの嘆き」
追悼の意味を込めて再び巷で頻繁に演奏されることになり色々なバンドの演奏を聴く機会が増えました。
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1244.html
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1385.html
さて。
活惚れ2013にてキャッスルが演奏した
「天使ミカエルの嘆き」
皆様にはどの様に映ったでしょうか?
演奏を舞台上で奏でて感じたこと。
「アウトラインはできつつある」
「曲の部分、部分で時折ダイヤのように光る輝く部分がある」
ということを感じました。
しかしながらまだまだ足りないのは
「舞台上にいる全てのメンバーが音楽に集中・没頭しきれていないこと」
「どちらかと言えば個人プレーが効かない高い合奏力を求められる曲であることを指揮者、奏者の端から端までもが理解すること」
「各声部ごとの一貫性が必要〜音の出だしから音の吹き終わりの処理に至るまで神経を使うこと」
「ダイナミックスレンジの幅や豊かさ」
「管楽器と打楽器の融合による表情付け」
これらを残りの期間で克服していかないといけないと思っています。
これらのエキスの注入は明日からの恒常練習で鍛えていくことは当然のことですが
「強化練習として定める合宿でガンガン攻めたい」
「昨年の合宿時のミーティングにてアナリーゼの確認をじっくりできたことが非常に効果的であったことから今年も実践する」
等と考えています!
個人練習の域は脱出しましょう。
しましたよね。
これからは
「一貫性あるチームプレーを磨く時間」
なのです!
「天国にいる天使ミカエルに捧げる演奏」
今夏のキャッスルのテーマはこれに尽きるのではないかと思っています。
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