ブエノチェ~♪
皆様のおかげをもちまして無事終演した
「活惚れ2015(ジョイフルブラス2015&活惚れ2015)」
活惚れ2015の所感について7回に分割してブログを綴ります。
①紫黒城のテーマ編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2065.html
②マーチ「春の道を歩こう」「プロヴァンスの風」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2072.html
③交響詩「モンタニャールの詩」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2090.html
④サウス・ランパート・ストリート・パレード編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2091.html
⑤かっぽれファンク編
⑥合同演奏編
⑦打ち上げ編
本日は
「⑤かっぽれファンク編」
こちらをお楽しみ下さい。
【かっぽれファンク編】
サウス・ランパート・ストリート・パレードの演奏を終えて
「かっぽれファンク」
こちらの転換時間となります。
かっぽれ隊と称するダンサーが着替えるまでの時間、私のトークにて
「お客さんとのコミュニケーション」
を図りながら間繋ぎを行っています。
曲の演出仕込み。
実はこの時点から始まってると言っても過言ではありません。
聞きなれない言葉。
「かっぽれ」
いつも話している内容の主旨は次の通りです。
演奏会タイトルの
「活惚れ」
この語源は、大阪住吉大社の住吉踊りに端を発し、江戸浅草三社の境内で大道芸として踊られていた江戸芸の
「おかぼれ」
からきています。
おかぼれは、
「あなたに命がけで惚れました」
「私に出来ることをあなたにします」
「でも見返りは求めません」
という意味合いがあります。
おかぼれ以外に一般的に使われている
「活惚れ」
とは俗謡に合わせて踊る滑稽な踊りのことを言うようです。
全国津々浦々、その土地や地域に根付いた
「かっぽれ」
という踊りが存在するようです。
我々はこの
「活惚れ(かっぽれ)」
が持つ言葉の意味を捉え
「自分達の楽団やメンバーにまず惚れよう」
「そして自分達が奏でる音楽に惚れよう」
「そのためには見返りを求めず音楽と人と真摯に向き合って活動しよう」
との想いを込めてこのタイトルを命名した次第です。
そんな意味合いを込めて演奏するお馴染みの曲は
「かっぽれファンク」
です!!!
これは
「宇崎竜童」
さんが歌う
「みなとカッポレ」
この曲を吹奏楽版に
「杉浦邦弘」
さんが編曲した曲です。
港かっぽれの本場といえば…。
そう。
「静岡県清水港」
ですね。
日本を津々浦々回っていた俗謡が根付いたのは旅姿三人男で有名な
「お茶の香りと男伊達」
「清水港」
この地方における名物祭りとなりました。
はるかいにしえに住吉大社で発した住吉踊りをCWEが
「現代版の大道芸として大阪に根付かせるきっかけになれば…」
との想いを込めながら本番で繰り返し繰り返し使用しているレパートリーナンバーのひとつです。
この曲の醍醐味は
「かっぽれ隊ダンサーも」
「奏者も」
「指揮者も」
「お客さんも」
会場にいる全ての人が曲にのってお祭り気分を味わえたらいいなと思って演奏をしている曲なのです!
…。
との内容のお話をいつも舞台上にて説明しています。
私の間繋ぎを終える合図として
「私に法被を着せる」
このアクションがダンサーの準備ができたとの合図なのです。
いつもはコンサートマスターまもるぼっちゃまが私に法被を着せに来るのですが
「気がつけば背後に相方さんが立っていてびっくりしました」
相方さんに法被を着せてもらい、お客様にも感違いが無きよう
「妻でございます」
との説明で会場大爆笑。
そんな和んだお客様と共に曲中で出てくるボディアクション
「K・A・P・P・O・R・E」
この練習を一緒に行います。
シンフォニーホールに御来場の皆さん、躊躇することなく練習にお付き合い下さいました。
ありがとうございます。
そんな皆様から元気をもらい
「キャッスルウインドアンサンブル単独ステージ最後の演奏」
を開始します!
「ワンツースリーフォーッ」
シンフォニーホールの上手、下手の両そでから
「法被を纏ったかっぽれ隊が笑顔で出てきます」
出てきた瞬間に
「ある意味、今日のメイン曲に相応しい」
そう感じながら演奏を始めました。
ピッコロ、サクソフォーンのソロが終わり
「がなり」
こちらに入ります。
がなりとは舞台用語で
「マイクを使って大きな声で囃したてる、誘導する」
そんな意味合いを持っています。
がなり担当はシンフォニーホールが職場の
「当団事務部長まぁくん」
キャッスルメンバーと客席のお客さまとが一体となり
「コラボレーションする瞬間です!」
かっぽれ隊と舞台上の奏者が先にボディアクションを仕掛けます!
その後にお客さまが答えます!
「K・ケーッ」
「A・エーッ」
「P・ピーッ」
「もういっちょうP・ピーッ」
「O・オーツ」
「R・アールッ」
「E・イーッ」
「K・A・P・P・O・R・E・キャッスル~♪」
日本初のクラッシック専用ホールである
「ザ・シンフォニーホールでの舞台」
において
「かっぽれファンクを演奏できたこと!」
会場中が一つになってファンクできたこと。
これが一番の喜びでした。
キャッスル一座。
次のかっぽれファンクは
「フェスティバルホール」
巡業場所をこちらに移しての演奏となります!
大阪の有名どころホールで踊り狂うこと。
今年のキャッスルウインドアンサンブルの活動を象徴する演奏演技になればと思っています!
未承認 2016年05月15日(日)07時35分 編集・削除
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