ブエノチェ~♪
皆様のおかげをもちまして無事終演した
「活惚れ2015(ジョイフルブラス2015&活惚れ2015)」
活惚れ2015の所感について7回に分割してブログを綴ります。
①紫黒城のテーマ編
②マーチ「春の道を歩こう」「プロヴァンスの風」編
③交響詩「モンタニャールの詩」編
④サウス・ランパート・ストリート・パレード編
⑤かっぽれファンク編
⑥合同演奏編
⑦打ち上げ編
本日は
「①紫黒城のテーマ編」
こちらをお楽しみ下さい。
【紫黒城のテーマ編】
今回、三木ウインドフィルハーモニー様からのお声かけにより、由緒あるホールとして名高い
「ザ・シンフォニーホール」
にて演奏会を開催する事ができた。
改めて厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。
三木さんにとっては毎年行っている演奏会。
キャッスルにとっては初めての経験となる演奏会。
そんな中、3月の本番を終えてからの今日に至る約1ヶ月半の期間
「どのような形(メンタル面、演奏面を含む)で本番を迎えるのか?」
このことを常に考え、
「出演者全員の気持ちと行動がリンクするよう」
アプローチしながら働きかけ、親愛なるキャッスルのメンバーと共に練習や楽団運営について推進してきた。
しかしながら思うようにいかないことも多々あり悩みを抱えながらの状態での本番となった。
率直な感想を述べると
「今日シンフォニーホールで演奏するんだ!」
そんな実感が当日まで湧かなかった。
また、練習中そんな雰囲気に包まれることが無かったというのが現実だった。
当日の朝、シンフォニーホールの楽屋口でメンバーの皆さんと朝の挨拶をした時の顔。
キャッスルメンバーの清々しい笑顔を見ていると抱えている悩みなんてどこかへ吹き飛び
「いい演奏会になりそうだ」
そんな確信を得ながら舞台入りすることができた。
ザ・シンフォニーホールにおけるキャッスルウインドアンサンブルの記念すべき初鳴きの曲。
楽団創設5周年を記念し、福田洋介先生に作曲して頂いた委嘱作品
「紫黒城のテーマ」
である。
「自分達の楽団のテーマソングがあること」
改めてそのありがたさを実感した。
三木ウインドフィルハーモニーさんからは楽団創設2年目の年に一緒に演奏会をしようとのありがたいオファーがあったのだが
「楽団が創団したばかりであり、自分たちのスタイルや環境が出来上っていないことや楽団活動そのものが安定していない」
そんなことを理由に申し訳なく断念した経緯があった。
それから約3年の月日が流れた。
我々はイベントごとに集まる時限的楽団ではなく
「楽団のコンセプトである一生懸命することや楽団を通じて人間育成を向上すること」
このコンセプトの下に
「コツコツと恒常的に楽団活動を継続してきた!」
素敵な仲間たちと共にそんな時間を費やしてきた経緯がある。
当初オファーを頂いた当時は
「シンフォニーホールの舞台に立つなどおこがましい」
そんな気持ちが交錯していた。
でも今は違う。
「キャッスルウインドアンサンブルによるキャッスルウインドアンサンブルにおける楽団活動の積み重ね」
この軌跡が無ければ
「シンフォニーホールの舞台に立とう」
など全く思わなかった。
今は逆に
「目の前にいるCWEメンバーと共にこれまでと違うゾーンや違う世界に向けて挑戦したい」
そう強く感じている。
一度はお断りしたものの楽団と共に年輪を重ねる最中、今回の演奏会を迎える機会を頂いた。
本当にありがとうございました。
名門といわれる舞台に立つ気持ち。
前述の想いを込めて立つ舞台となった。
当然ながら冒頭に演奏する曲は
「紫黒城のテーマに決まっている!」
この曲は
「私たちキャッスルウインドアンサンブルの歩みそのもの」
だからだ。
第Ⅱ部
いよいよ我々のステージが始まる。
高ぶる気持ちを抑え舞台下手からステージに出た際
「客席ぎっしりに詰まったお客様の数を見てびっくりした」
第一印象はそんな感じだった
「正面に一礼」
「上手側に一礼」
「下手側に一礼」
お客様に
「感謝の気持ちと御静聴よろしくお願いします」
そんな気持ちを込めて客席に向かって3回お辞儀をした。
お客様との挨拶が終わり振り向くと
「いい表情をしているキャッスルメンバーの顔を見ることができた」
指揮台へ登る前にキャッスルメンバーに御挨拶
「集中して、心を一つに」
そう呟いた。
演奏が始まる。
いい流れでスタートしている。
「5拍子のリズムの鼓動に合わせメロディーが響き渡る闇夜の大阪城」
「さくらのうたのフレーズに合わせ満開の桜が舞い踊る春の大阪城」
「チャンチキの鐘の音と生國魂神社の歌による大阪の夏祭り」
「主題テーマの再現」
メンバーの気持ちがしっかりと音楽にのっかり
「キャッスルらしい熱い演奏」
「紫黒城のテーマが持つ情景の描写」
これらを演出することができたことが今回の本番での大きな収穫である。
しかし喜んでばかりではいけない。
曲中若干の
「ケアレスミス」
これがあったが次回の本番に向けての課題として捉え
「音楽に集中するメンタルトレーニング」
「音楽に集中する練習、環境づくり」
これらに取り組んでいきたい。
「ザ・シンフォニーホールでの演奏」
キャッスルウインドアンサンブルの歴史にまた新たな一ページが刻まれた。