ブエノチェ~♪
皆様のおかげをもちまして無事終演した
「活惚れ2015(ジョイフルブラス2015&活惚れ2015)」
活惚れ2015の所感について7回に分割してブログを綴ります。
①紫黒城のテーマ編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2065.html
②マーチ「春の道を歩こう」「プロヴァンスの風」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2072.html
③交響詩「モンタニャールの詩」編
④サウス・ランパート・ストリート・パレード編
⑤かっぽれファンク編
⑥合同演奏編
⑦打ち上げ編
本日は
「交響詩「モンタニャールの詩」編」
こちらをお楽しみ下さい。
【交響詩「モンタニャールの詩」編】
今年キャッスルが年間を通じて取り組む一曲。
「モンタニャールの詩」
であります。
「ヤン様」
でお馴染みの
「ヤン・ヴァンデル・ロースト」
作曲による名作です!
モンタニャールの詩は
北イタリアのフランス語を話す
「ヴァル・ダオスタ(アオスタの谷)地方」
にある
「オルケストル・ダルモニー・ドゥ・ヴァル・ダオスタ(ヴァル・ダオスタ吹奏楽団)」
この吹奏楽団の委嘱作品として作曲され
「1997年1月26日」
作曲者ヤン様自身の指揮で、同バンドにより初演されました。
この曲は
「吹奏楽のための交響詩」
といえる非常に大きなスケールの曲であり
「フランスとイタリアの国境の北イタリア地方の険しい山々を想像」
させます。
また、リコーダーが奏でる素朴な響きは、この地方の長く豊かな歴史を思い起こさせます。
「ウインドマシーンを含む打楽器群」
「ハープやピアノ」
これらのパートもリコーダーとともに非常に大切なパートを分担しているのが魅力の一つです!
アオスタ地方は、先史時代からの遺跡があり、アルプス越えの要衝として古くから栄え
「初代ローマ皇帝アウグストゥス」
この皇帝が街を開いていたことで知られています。
作曲者のヤン様は
「アオスタの豊かな自然や文化」
「多民族の侵略を受けた歴史」
これらを題材にして、中世にアオスタの地域を治めた歴史上の人物である
「カトリーヌ・ド・シャラン」
「古代ローマ」
へのオマージュとしてこの曲を作曲したとのことです。
ヤン様がモチーフに用いる古代ローマへの想い。
モンタニャールの詩が持つ描写の世界。
「ウィンドマシーンなどさまざまな打楽器を使用したモンブランを望むこの地の厳しい自然」
「軍隊の行進のようなリズムや戦いの情景」
「リコーダーアンサンブルなどにより中世風の雰囲気を醸し出すルネサンス風の舞曲」
「領民に慕われたカトリーヌ・ド・シャランを思わせる叙情的な旋律」
などが次々に現れ、卓越した対位法の技巧により組み合わされて、圧倒的なフィナーレを迎えます!
日本においては
「モンタニャールの詩」
という表記が定着していますが
「モンタニャール」
とは特定の物事などを示す語ではなく、曲名自体はフランス語で単に
「山の詩」
という意味です。
シンフォニーホールでの演奏。
雪山を彷彿させる冒頭部。
緊張感の中からの演奏スタート。
ウインドマシーンも雪山の風の音を引き出しています。
シーンの転換。
徐々にテンポアップして曲の盛り上がりをみせます。
練習番号54番の前。
3拍目、4拍目でリタルダント。
次の小節に入る前に
「ためる」
と言ったのに…。
先にいっちゃう人がいるんですね。
仕方ないですね。
この部分だけでなく
「アゴーギグを入れた部分の間合い感」
演奏が一つとなるよう繰り返し練習して作っていくしかないですね。
今後の課題です。
曲はルネサンス舞曲に入っていきます。
ここから細かい事故が数か所ありましたが平常心を保ち推移しました。
いよいよ
「リコーダー群の登場」
です。
リコーダー8重奏メンバー。
よく練習していたこともあり
「アンサンブルの安定感&ハープとの相性」
とても良かったです。
今後の見通し。
リコーダーとハープのアンサンブル部分の裏でどうしても
「弦バスのピチカートが必要」
なのです!
キャッスルに興味がある弦バス奏者の方。
是非キャッスルへ!
奏者を含めそろそろ対策を検討します。
曲はクライマックスへ。
フォルテを吹くとまだまだ音が硬い。
「豊かな響きでふけるフォルテ作り」
今後の課題です!
シンフォニーホールでの演奏。
「キャッスルの現状について冷静に分析できたこと」
これがとても大きな収穫でした。
これらの経験を無駄にせず次の本番にしっかりと繋げていこうと考えています。
まだまだ
「ヤン様ワールド」
この世界に辿りついていません。
「モンタニャールという山登り」
山の頂きを目指して一歩、一歩確実に歩いていきましょう!