お盆ど真ん中。
皆様如何お過ごしでしょうか?
昨日からの豪雨が大変だった方もおられるかと思います。
人間は自然災害に逆らえないですよね…。
平凡が幸せなことなんだとつくづく思います。
コンクール本番及び本番に至る経緯に関して
「総論」
「各論」
に分けて述べ、最後に
「来年の抱負」
について述べたいと思います。
総論は精神論や運営論について。
各論は課題曲、自由曲についてそれぞれ触れます。
あくまでも私見ですのでこれが全てという訳ではありません。
答えは皆さんそれぞれの胸の中に
「それぞれの答え」
があるはずです。
長文失礼します。
【総論】
キャッスルウインドアンサンブルが2012年吹奏楽コンクールに出場し、楽団創設3年目にして念願の
「金賞」
を受賞することができた!
しかも審査員5名の先生方から
「オールA」
の評価を頂いた。
本当に嬉しい。
何故なら。
「なんとなく」
で取り組まず団員一丸となって
「一生懸命」
取り組んだからだ。
自分達が奏でる音楽の
「言いたいこと」
「想い」
が十分表現できた本番だったと感じている。
審査発表。
キャッスルウインドアンサンブル
「金賞」
このコールを舞台上で聞いた瞬間、客席に向けて
「ガッツポーズ」
をしたかったが、大人らしく心のなかでガッツポーズした(笑)
喜びと同時に緊張が走る。
大阪府吹奏楽連盟理事長の
「丸谷先生」
から賞状をうけとるのだと瞬時に現実に戻った。
舞台上手で舞台進行を執る中学時代の恩師
「籠野先生」
に案内され、更には舞台中央の演台前にいる高校時代の恩師
「丸谷先生」
から賞状を受け取る。
背筋が伸びたのはいうまでもない…。
いつまでたっても気持ちは学生のままだ(笑)
賞状をもらい客席に向かって一礼すると、一階客席後部中央より上手側に固まって座っている
「キャッスルの仲間が笑顔で手を振っている」
のが視界に入った。
嬉しい気持ちを抑えられず
「トロフィーをもらわずに」
ひな壇の立ち位置に戻ろうとしたのが
「人間らしい失敗」
だったと自己分析した(笑)
昨年は、審査員5人の先生のうち、A評価を2人の審査員から頂くもののあと一歩及ばず
「銀賞」
だった。
昨年の反省を踏まえ
「サウンドトレーニング」
を心がけ毎回の合奏に望む。
昨年のコンクールからこれまでに行った3回の演奏会
「第2回定期演奏会〜祭」
「第27回ジョイントコンサート」
「活惚れ2012」
これらの演奏会を経験する毎に、バンドの変化を少しずつ実感していた。
創設3年目のキャッスル。
楽団の特徴は
「母体が無い」
「固定の練習場が無い」
というジプシーバンドである。
約70名いる団員は、当然出身校も違うし、楽器を吹いてきた環境が全く異なる色んなメンバーがいる。
そんな
「色んなランゲージ」
を喋るメンバーが集まったが、時が経つにつれて
「共通のランゲージ」
を喋ることができるようになり、楽団としての器が固まりだした3年目。
昨年の悔しさをバネに頑張った今年。
「キャッスルのヒューマンパワー」
と手ごたえを感じた。
本当に素敵なメンバーが沢山集まっている。
今年は
「結果が金賞という形になった」
ことが嬉しかった。
本当に本当に嬉しかった。
この言葉しか浮かばない。
来年は次なるステージ
「関西大会出場」
を目指して更なる前進を勝ち取りたいと思っている。
【各論・課題曲】
希望の空は楽しく演奏できた。
「ハチロク」
マーチのリズム感。
2拍の中にある8分音符6個を正確に捉えること。
これが難関だった。
4分音符が短い。
付点4分音符が短い。
スラーの音符の間が取れない。
このニュアンスを正確に捉えることにかなりの時間を費やした。
指定テンポの半分以下に近い
「付点4分音符=60」
できっちり
「音価を捉える練習」
これを合奏で何度も何度も繰り返し行った。
指揮もいつもと違う振り方を意識した。
3つの8分音符の最後の音符の横端まで意識できるような一見
「一見ワカチコ風な振り方」
「バンドネオンやアコーディオンを弾いているような振り方」
をした。
縦に跳ねずにハチロクの音符のパルスが
「ティーパ、ティーパ」
と聞こえてくるよう横向きにとらえる振り方に終始こだわった。
審査講評でも比較的ありがたいコメントが多かった。
「積極的で力強い演奏でした」
「音楽の細かいニュアンスを美しく表現している」
「多様な表現力が示された演奏でした」
「正確なリズム、流れる音楽、すばらしい演奏でした」
「サウンド、アナリーゼ共に良好でした」
この審査好評に甘んじることなく、今後の目標として
「アンサンブル力」
「サウンド感」
「楽器の音質」
について探求していきたい。
【各論・自由曲】
大栗先生の没後30周忌の夏。
偉大な作曲家に敬意の念を表して選曲した
「吹奏楽のための神話~天の岩屋戸の物語による」
「大栗ワールドに没頭すること」
「描写音楽を最大限に表現すること」
これをテーマに取り組んだ。
前半の暗闇。
「外や控え室が暑く、舞台袖が涼しく、舞台が熱い(笑)」
この現象面に負けた気がした…。
こんな現象面をなど
「関係ないよ、どんな環境でもいつもどおり吹くよ」
と言える
「調整方法、控え室の使い方」
に至るまで来年は配意したい。
来年の会場も堺市民会館だろうか…?
狂乱の踊りはいつもより比較的スムーズに流れた気がする。
天照大神の迷いや悩みの場面。
節をたっぷりとりすぎてタイムオーバーが頭にちらほら。
しかしこだわりをもって歌いこんだ(笑)
最後の怪力男は
「魂の叫び」
が少し疲れ果てていたのかも(笑)
でも間違いなく、
「魂の雄叫び」
により岩をこじ開けたシーンが見えた。
コンサートマスターが譜面に張っていた
「手力男の怪力の姿」
が目に浮かんだ。
自分で言うのもなんだが、天国の
「大栗裕先生」
に間違いなく届いた
「熱演」
だったと思っている。
自由曲の審査講評では、
「表情豊かな雰囲気のある演奏」
「サウンドで立体感、色彩感、幅広く音楽を表現された演奏」
「見事です!ブラボーです!」
とお褒めの言葉も頂いたが、
「音色と響きの安定感」
「音色感や音合わせ」
「動きの統一感」
「ピッチ」
等についてまだまだ追い求めていかないといけない。
【来年に向けての抱負】
コンクールは審査員・観客の皆様から
「それぞれの目でチェックして頂ける」
「忌憚ないご意見を頂ける」
絶好の機会であると理解している。
来年は
「確実性・安定性・サウンド感」
をテーマに一年間かかけて団員と共に真摯に取り組んでいきたいと思っている。
あなたにとって(あなたの楽団にとって)コンクールとは何ぞや?
私はこう答える。
「”自分達の楽団”で”自分達の団員”が”活動してきたことの縮図”」
これがコンクールだと思っている。
コンクールに向けての
「一過性の集まり」
ではなく、
「年間を通じて共に取り組む仲間の存在」
があることが
「楽団としての最低ベース」
だと強く思っている。
コンクールに出場する
「規定のひとつ」
だと思っている。
来年もキャッスルらしい
「キャッスルサウンド」
を会場に響かせ、大好きなメンバーと共に熱い演奏を奏でたい。
2012年コンクールシーズンを終えたキャッスルウインドアンサンブル。
次は
「第3回祭(定期演奏会)」
に向けて元気に動き出します!
続けて。
昨日ホームページご訪問者様のアクセス件数記録が生まれました!
「266カウント」
です!
ホームページアクセス歴代件数
「第3位おめでと~っ!(フォルテシッシモ)」
キャーッ
ワーッ
パチパチパチパチ~♪
第1位
「2011.8.15-310カウント」
第2位
「2012.6.25-274カウント」
第3位
「2012.8.13-266カウント」
第4位
「2011.11.14-258カウント」
第5位
「2011.12.25-257カウント」
第6位
「2011.8.16-255カウント」
第7位
「2011.8.19-254カウント」
第8位
「2012.3.5-249カウント」
第9位
「2012.5.28-244カウント」
第10位
「2012.5.4-240カウント」
です!
これからもキャッスルウインドアンサンブルをよろしくお願いします。