ブエノチェ〜♪
キャッスルウインドアンサンブルは次なる本番
「国際交流親善コンサート」
における単独演奏曲として
①紫黒城のテーマ
②私のお気に入り
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2978.html
③かっぽれファンク
この3曲を演奏します。
本日は
「紫黒城のテーマ~Theme of Brack purple Castle」
について紹介致します。
キャッスルウインドアンサンブルステージのオープニングを飾る
「紫黒城のテーマ」
これは楽団創設5周年を記念し、作・編曲者である
「福田洋介先生」
に作曲して頂き、ご提供頂いた曲です。
あれから早くも3年弱の月日が経ちました。
その間楽団内も沢山の団員が入れ替わり
「初演に携わった団員」
「新しくキャッスルに加わった団員」
など、時間の経過と共にそんなメンバーが混在するようになりました。
今回の演奏会のテーマの一つ。
「移り変わる楽団メンバーの気持ちや音楽性を一つに繋ぐのは音楽でしか成立しない」
このテーマの下に
「進化するキャッスルウインドアンサンブルの姿」
この姿を会場にお越し頂いた皆様へお示しできるような
「紫黒城のテーマを演奏すること」
その実践によって、紫黒城のテーマを
「楽団のメルクマールとして掲げ、既存のキャッスルサウンド作りを達成させる題材の一つ」
として真剣に演奏に取り組みたいと思っています。
キャッスルの歴史に栄光あれ!
制作過程&初演当時のブログをどうぞ。
【2014.12.9ブログより】
ブエノチェ~♪
皆様のおかげを持ちまして
「キャッスルウインドアンサンブル創設5周年記念」
となる
「第5回祭(定期演奏会)」
無事終演することができました。
今年度1年間の活動への感謝と演奏会終演の余韻をかみ締めながら祭を振り返りたいと思います。
本日は
「演奏編(第2部・中編)」
です。
【紫黒城のテーマ】
キャッスルウインドアンサンブル創設5周年記念として福田洋介先生に作曲してもらったテーマソング。
その名も
「紫黒城のテーマ~Theme of Brack purple Castle」
このような素敵なタイトルの委嘱作品を御提供頂いて光栄に思っています。
重ねまして作曲者の福田洋介先生に厚く御礼申し上げます。
先日の演奏会での披露が
「本邦初演」
すなわち
「世界初演」
となります。
冷静に考えると何だか凄くないですか?
凄いですよね!
私自身、御提供頂いた楽曲の初演をする経験は初めてのことです。
演奏前の舞台袖。
戦国武将の出陣前のように
「士気がとても高揚している」
そんな高鳴る気持ち一杯で舞台そでにて演奏の瞬間をじっと待っていました。
神聖な気持ちで下手袖から舞台へ入ります。
演奏前。
お客様に深々と一礼。
客席に座っている福田先生に一礼。
これから初演を行う同志であるキャッスルウインドアンサンブルメンバーの顔を見渡します。
「初演や!」
「気合入れていくぞ!」
言葉でそう伝えたかったのですが無意識にゼスチャーで
「左胸を握りこぶしで強く3回叩きました」
これが親愛なるキャッスルメンバーとの
「演奏前のコミュニケーション」
でした。
演奏が始まります!
「いい流れで演奏がスタートしました」
冒頭部で気持ち良かったのは
「ハープの音」
これです。
本番当日まで
「ハープ合わせが無かった」
そんな状況だったことから練習ではスコアからハープの音を読み取り、鳴っている音を予測するしかありませんでした。
本番での演奏。
「ハープにしかできない演奏効果」
だけでなく
「バンドが奏でる音楽の間合いの隙間を埋める効果」
そんな効果も奏でていました。
ハーピストのりちゃん!
今年もありがとう!
非常に心強かったです!
冒頭部を終え演奏は大河ドラマのような主題が流れます。
バンド全体のトゥッテイで奏でる際に折顔を見せる
「キャッスルにしか出せない音」
そんなキラキラしとした気拍が籠った音色を聴くことができ本当に嬉しかったです。
曲は中間部へと移り変わります。
キャッスルが誇る高学歴者!
「ブーメランたかだ君!」
「朴訥としたフルートソロ良かったですよ!」
涙が出そうになりました。
追い打ちをかけるように
「フリューゲルとどさん&トロンボーンみくちゃんのかけあいソロ」
この優しい節が奏でられます。
柔らかい音色にかぶさるようにキャッスルが誇るママさんオーボエ群がメロディーに加わります。
「子守唄のようなやさしい節だなぁ」
そう心地よく思っているうちに次なる刺客
「さくらのうた」
木管群メロディーによる桜の舞が押し寄せてきます。
「小さい頃に見た時から何ひとつも変わらない美しい大阪城の桜景色」
音楽と共にそんな
「春の季節が訪れました!」
大阪城の内堀で見る景色。
「西の丸庭園の美しい桜」
大阪城の外堀で見る景色。
「春のお花見」
キャッスルのメンバーともいつか大阪城へお花見しに行きましたよね。
そんな皆さんと共に歩んだシーンが音楽と共に頭の中をかけ巡ります。
ちよっと気を許すと涙が頬を流れそうでしたのでこらえながら指揮をふり続けました。
桜色の春が終わり夏祭りがやってきます。
「チャンチキ(当り鉦)が奏でる華やかな音」
そんな鉦の音が夏の到来を告げます。
「夏祭りや!」
幼き頃母親の手に引かれて行った天神祭。
「船渡御の列」
「川面から打ち上げる花火の音と煙」
「天満宮で行われる獅子舞踊り」
「町中をだんじりで踊り狂う龍の舞」
指揮棒を持たない左手が自然に
「龍踊りの龍の手になって」
トロンボーンが奏でる
「生國魂神社の歌」
この節に合わせて天神祭のシーンを描写する自分がいました。
うん。
「大阪の祭りや!」
「祭がきたんや!」
大栗裕先生もこのシーンを見て大阪俗謡を作ったんだろうなぁ。
モチーフが我々にとって分かり易い。
「やっぱりお祭りは楽しいな」
賑やかな夏祭りが過ぎ去り
「祭りの後の淋しさをかき消すよう」
音楽は主題の再現部へと移り変わります。
「キャッスルメンバーが奏でるひとつひとつの音」
キャッスルの未来を彷彿させる本当に深い音がしていました。
そんな音を聴きながら、初演に臨むにあたり
「福田先生とキャッスルメンバーとが共に歩んできた道のりを回想」
していました。
~最初で最後のキャッチボール~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1856.html
~委嘱作品視聴会開催~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1857.html
~これから作る長い時間へのプレリュード~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1862.html
~新しい生命誕生の息吹~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1869.html
~本日はおめでとうございますの日でした!~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1871.html
~CWE委嘱作品の相棒探し~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1876.html
~音色もよくいい雰囲気になる気配を感じることができました~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1878.html
~大阪の中軸バンドとしてキャッスル魂を叫ぶ~
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1880.html
この度の
「初演を通じ委嘱作品『紫黒城のテーマ』と向き合って感じたこと」
演奏している我々もそう。
聴いてい下さっているお客さんもそう。
「日本人って『和のテイストが本当に好き』なんだなぁ」
率直にそう感じました!
「皆さんの心の奥底に眠っている日本人の精神や心」
今後はそんなことが伝えることができる
「メッセージ性豊かな演奏」
そんな演奏を
「紫黒城のテーマを通じて発信していけたらいいな」
「キャッスルの愉快な仲間たちと共に更なる『和』を育んでいけたらいいな」
そんなことを感じながら改めて
「作曲者の福田洋介先生から私達キャッスルウインドアンサンブルメンバーに宛てたメッセージを振り返ってみました!」
その答えはここにあります。
「これから作る長い時間へのプレリュード」
そんな想いが込められ創作された楽曲なのです。
とてもエキサイティングな気持ちで演奏することができた初演
「紫黒城のテーマ」
生命の息吹を感じることができた感動的な瞬間となりました!
細かい課題はまだまだありますが
「作曲者の手から離れたひとつの作品を自分達の手で育てていく!」
この精神を実践したいと思います!
初演という貴重な経験をさせて頂いたことに対する感謝の気持ちと共に
「今後の更なる活動の自信へと繋がる演奏となりました!」
作曲者の福田先生。
楽器選定に御配慮頂いた太鼓正の南本社長。
チャンチキ台を作成して下さった長谷川様。
打楽器借用でお世話になった田中先生。
当日初演を聴いて下さった皆様。
その他関係者の皆様。
親愛なるキャッスルの皆さん。
「キャッスルウインドアンサンブルが歩んできた5年分の想いが一杯詰まった演奏ができました!」
感動を本当にありがとうございました!