ブエノチェ~♪
今日は最近感じている内面について綴りたいと思います。
テーマは
「真剣に叱られる」
です。
これは、パナソニックを一代で築いた偉大な実業家
「松下幸之助さん」
の教え
「道をひらく」
で説いたお話です。
私が言いたいことは
「真剣な人間同士のやり取りを通じて世の中の現実を感じ取ってもらいたい」
ということです。
【著】
おたがいの人間、叱られるということは、あまり気持ちのよいものではない。
自分に非があったと認めていても、叱られるということはやはりいやである。
だから、叱られるよりも叱られないほうを好みがちで、これは一つの人情である。
また叱るほうにしても、あまり気持ちのよいものではない。
うれしい思いはしない。
だからできれば叱られないに越したことはないわけで、
これもまた一つの人情といえよう。
しかし人情と人情がからみ合ってマアマアのウヤムヤにすぎ、
叱りもしなければ叱られもしないということになったらどうなるか。
神さまならいざ知らず、お互いに人間である。
知らず知らずのうちに、ものの見方考え方が甘くなり、
そこに弱さともろさが生まれてくることになる。
もちろん私情にかられてのそれはいけないけれども、
ものの道理について真剣に叱られるということは、
人情を超えた人間としての一つの大事なつとめではあるまいか。
叱られてこそ人間の値打ちが出てくるのである。
叱り、叱られることにも、お互い真剣でありたい。
(終)