異国の地ニュージーランドで地震が発生した。
まだ沢山の人が瓦礫の中で発見されていない。
可能性の中で出来る限り沢山の人が救出されて欲しいと思う。
私はテレビ等の媒体を通じて現地の状況を見ているが、地震の映像を見るたびに16年前に発生した
「阪神淡路大震災」
における現地での体感が脳裏によみがえってくる。
パチパチと燃える炎…。
すすや煙が充満する街並み…。
土壁やコンクリート埃の匂い…。
家主がここにいますと言わんばかりに倒壊家屋の前で吠え続ける犬の鳴き声…。
消えていく尊い命への無念の涙…。
外国での出来事とはいえ当時のことを思い出して重ね合わせてしまう。
自然の脅威の中で人間の無力さを知った瞬間だった。
しかし無力にたたずむだけでなく、残った人達が必死に
「生きる」
姿を見て
「僕も頑張ろう」
と元気をもらった。
知ってる人も知らない人も被災地にいるというだけで一緒に頑張ってる仲間のような気がした。
この頃、松任谷由実さんの
「春よ来い」
が私の身の回りでよく流れていた。
人は自分の気持ちや想いを歌や音楽に託したりすることがあるんだと自然に理解した。
大好きな街
「神戸」
が復興した時は本当に嬉しかった。
神戸港から見渡す美しい景色を見た時には本当に感動した。
ルミナリエの電飾の光りが涙でにじんだこともあった。
震災といえばそんなことを思い出す…。
ニュージーランド地震でお亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。
一日も早く被災地が復興することを願っています。