ブエノチェ~♪
今年の8月もあと数日で幕を下ろそうとしています。
皆様如何お過ごしでしょうか?
今年のコンクール本番及び本番に至る経緯に関して
「総論」
「各論」
に分けて述べ、最後に
「来年の抱負」
について述べたいと思います。
総論は
「精神論や運営論」
について。
各論は
「課題曲・自由曲」
についてそれぞれ触れます。
あくまでも”私見”ですのでこれが楽団の全てという訳ではありません。
答えは皆さんそれぞれの胸の中に
「それぞれの答えがあるはず」
です。
【2015年吹奏楽コンクール】
その①
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2167.html
その②
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/2169.html
本日は
「各論編」
こちらを記したいと思います。
長文失礼します。
【各論編・課題曲】
創設6年目のキャッスルウインドアンサンブル。
楽団の特徴は
「母体が無い」
「固定の練習場が無い」
というジプシーバンドである。
約70名いる団員は、当然出身校も違うし、楽器を吹いてきた環境が全く異なる色んなメンバーがいる。
メンバーは
「色んなランゲージをしゃべる」
「音楽的な解釈もまちまち」
そんなメンバーが集まっている。
この現状をクリアするのは
「基礎合奏によるバンドの統一感の徹底」
「アナリーゼのキャッチボール」
これを地道に行うしかないと感じていた。
基礎合奏のコード練習においてもまだまだ濁りが取りきれない甘さや感覚の鈍さがあるものの少しずつ
「自分のポジションについて考えて演奏する」
そんなことが見え隠れするようになってきている。
バンドの底上げ課題として今後はこの点について練習でのクオリティを求めて行きたい。
今年もアナリーゼについてペーパーベースで配布した。
一般バンドはなかなか全員が練習に来れる訳ではない。
毎年行っている楽曲分析の配布。
今年は合宿で
「音を出すことよりも考えることや共通理解を共有する事」
これに力を入れた。
今年の演奏や練習。
「合宿で理解を深めたメンバーが軸になり周りのメンバーを引っ張ってくれたウエイトが大きかった」
そう感じている。
今年の課題Ⅱ
大半の楽団が取り組んでくる曲と予測していた。
他団体との違いのテーマ。
キャッスルらしさを出す為に。
これらを考慮し
「トゥッティで印象に残るサウンド感作り」
「付点音符に対する正確さ」
「メジャーとマイナーが行き来するコードを全般的に明るく歌い込む」
主にこれらの点について配意しながらマーチを作っていった。
結果としては
「キャッスルらしい爽快感溢れるマーチ」
そんなマーチだったと感じている。
まだまだフレーズの始まりや終わりの音程等に課題が残るものの
「良かった!」
そんなやりきった感一杯のマーチだった。
キャッスルらしい
「キラキラとした音」
そんな音が随所にちらばりコンクールを忘れて楽しむことができたステージだったのが正直な感想である。
やっぱり
「キャッスルは熱い!」
そう再認識した。
【各論・自由曲】
モンタニャールの詩。
課題曲が終わり自由曲に入るまでの入れ変わりの谷間時間。
この時私は昨年この曲を決めた選曲会議のことをを思い出していた。
私個人的にはモンタニャールの詩と同じ作曲家であるヤン様の
「いにしえの時より」
この曲をコンクール自由曲として推していた。
しかしながら
「バンドの現状」
「スタッフ&パートリーダー等の意見」
それらを考慮しながら最終的に決まった
「モンタニャールの詩」
この曲で
「2015年一生懸命メンバーと共に頑張ろう」
「リベンジを果たそう」
そう心に決めたことを思い出していた。
今年のコンクールでの演奏。
演奏については小なミスも少々あったがそんなことは気にせず
「自分たちがしようすることを音楽で伝えることができた!」
「練習してきたことが発揮できた!」
そんな想いがこもった演奏だった。
課題曲・自由曲を終えて
「いい演奏ができた」
今までのコンクールにない安心感を得た本番だった。
それもこれも
「親愛なるキャッスルメンバーと共に頑張ったからこそ感じれる気持ち」
だった。
メンバー編成が不安定だった時期を克服しながら
「曲に取り組んでチャレンジしたこと」
今年の最大の成果や楽団の成長はこのことだったと感じている。
来年は
「各楽器が持つ音色の大切さ」
「基礎技術の底上げ」
これをテーマにしながら今年以上に練習に取り組まないといけないと痛感した。
コンクールって本当に難しい。
毎年一生懸命取り組んでもまだまだ未熟なところばかりが目立つ。
日々勉強。
今年は終わったばかりだが立ち止まることなく
「来年に向けてこれから思案」
しなければいけない!
第6回祭(定期演奏会)でもヤン様ワールドを再度楽しみたいと思っている!
【来年に向けての抱負】
コンクールは審査員・観客の皆様から
「それぞれの目でチェックして頂ける」
「忌憚ないご意見を頂ける」
絶好の機会であると理解している。
来年は
「確実性」
「安定性」
「各楽器が持つ音色」
「合奏でのサウンド感」
これらをテーマに一年間かかけて団員と共に真摯に取り組んでいきたいと思っている。
あなたにとって(あなたの楽団にとって)コンクールとは何ぞや?
私はこう答える。
「”自分達の楽団”で”自分達の団員”が”活動してきたことの縮図”」
これがコンクールだと思っている。
コンクールに向けて
「出場したい者達だけ」
だけが集まる
「エキストラ偏重やシーズン制による一過性の集まり」
ではなく
「年間を通じて共に取り組む仲間の存在」
があることが
「楽団としての最低ベース」
だと強く思っている。
これらについて厳格に規定を解釈すれば
「コンクールに出場する出場条件」
だとも正直思っている。
来年もキャッスルらしい
「キャッスルサウンド」
を会場に響かせ、大好きなメンバーと共に熱い演奏を奏でたい。
2015年コンクールシーズンを終えたキャッスルウインドアンサンブル。
次は
「第6回祭(定期演奏会)」
に向けて元気に動き出します!
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2015年大阪府吹奏楽コンクールを終えて③~あなたにとってコンクールとは?【各論編】
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