風見鶏の館。
神戸北野異人館の一角に建つ旧トーマス邸。
屋根の上に風見鶏がついていることで有名なこの館。
「1977年(昭和52年)11月25日」
今日は風見鶏の館が国の重要文化財として指定されるよう、当時の文化庁に答申した記念日です。
大正時代から現代まで残るこの館。
第一次世界大戦や阪神淡路大震災における神戸の街並みを北野坂の高台から俯瞰的に見つめ続けてきた館。
キャッスルウインドアンサンブルは次の演奏会のメインとして
「おほなゐ〜1995.1.17阪神淡路大震災へのオマージュを演奏します」
年が明ければあの災いから30年となります。
風見鶏は30年前の震災で一部損壊しましたが、今なお、静かに神戸の街を見下ろし続けています。
撫でるような演奏ではなく言葉で表せない感情も音楽の中に秘めた演奏を目指します。
風見鶏の館記念日にて思ふ。