先日終了したフェスティバルホールでの
「第7回大阪府職場・一般吹奏楽フェスティバル」
キャッスルウインドアンサンブルはメインの演奏曲として
「おほなゐ〜1995.1.17阪神淡路大震災へのオマージュ」
この大曲に取り組みました。
我々世代はリアルにあの大震災を体験した世代。
神戸の悲惨な現状をこの目で見て涙して。
身近で困っている人々に手を差し伸べ続けたあの日。
モチーフは紛れもなくあの惨劇です。
沢山、色んな楽曲に携わってきましたが自分自身が当事者として目の前に広がる震災の非現実的な体験。
演奏するにあたり本当に複雑な想いもありますが
「震災から30年を迎える直前」
震災を知らない世代に何かを伝えなければと。
そんな衝動に駆られて。
今、取り上げなければ次は10年後、20年後にしかできない。
そんな深い重みのある曲です。
フェスティバルホールで演奏して。
何らかのメッセージは発信できたのではないかと思っています。
また同時にバンドの現状や状態も十分に把握することができました。
更なる練習課題やコンクール自由曲用のカットなど色々な検討課題の洗い出しにかかる効果を得ることができた有意義な本番となりました。
この曲は今年あと3回の本番で使用します。
「7月の活惚れ2024」
「8月の吹奏楽コンクール」
「12月の定期演奏会」
進化する演奏の先には。
被災から30年目を迎える神戸。
「むせび泣く復興の光」
そんな光が待ち侘びています。
意味のある意義のある演奏を目指して。