キャッスルウインドアンサンブル。
今年の活動がスタートしています。
昨年終演したキャッスルウインドアンサンブル自主公演
「第13回定期演奏会 LIVE ENTERTAINMENT祭-Matsuri2022」
について楽団公式YouTubeを活用して
「演奏プログラムの振り返り」
こちらを行いたいと思います。
本日の紹介は第3部です!
【第13回祭・演奏プログラム】
【第1部】
【マーチエレガント】
https://youtu.be/ApakzouisOU
毎年演奏会のオープニングで演奏する定番マーチ。
緞帳が上がると共にテンションも上がりました♪
【マーチ「ブルー・スプリング」】
https://youtu.be/_rNahiLiMzM
2022年吹奏楽コンクール課題曲の一つ。
5月までコンクール課題曲候補としてジェネシスと並行して練習していました。
直訳は読んでごとく
「青春」
メンバーそれぞれの青春を彷彿させる壮快感ある爽やかなマーチです。
【シー・オブ・ウイズダム~知恵を持つ海】
https://youtu.be/vCkdOFbTfCA
清水大輔さん作曲の
「シー・オブ・ウイズダム」
曲のモチーフは和歌山の海。
「南紀白浜海岸」
「千畳敷の三段壁」
とのこと。
朝の海。
静かな情景。
カモメの鳴き声。
優しい母なる海。
力強い海。
ご来場者様のアンケート。
カモメの描写が好評でした♪
【第2部】
【Paradise Has No Border】
https://youtu.be/pc0bo-KI0AQ
ポップスステージのオープニングを飾るのは東京スカパラダイスオーケストラのナンバー。
スカパラとさかなクンとのコラボで話題となったキリン氷結CMで使われた曲です。
演奏に合わせた各パートの絶妙な動きと共に舞台と客席とが一体になりました♪
【お酒ソングコレクション~酔奏楽の為の】
https://youtu.be/pT4_FpKg1Pw
この曲はその名のとおりお酒にまつわる曲を集めたメドレーです。
キャッスルメンバーもお酒好きが大変多いことでぴったりの曲でした。
演出にも楽団初となる小道具、大道具が飛び出し会場狭しと盛り上げてくれました。
酔っぱげらしく紫色のネクタイを頭に巻いてパーッと盛り上がる演奏に♪
実行委員の皆様。
演出企画、道具作成等多大なるご尽力ありがとうございました!
【メドレー曲】
① キリンのどごし〈生〉CM使用曲より『ゲバゲバ90分!テーマ』
② ヴェルディのオペラ「椿姫」より『乾杯の歌』
③ 演歌歌手細川たかしさんのヒット曲『北酒場』
④ いいちこCM使用曲で坂本冬美さんによるカヴァーもヒットした、ビリー・バンバン『また君に恋してる』
⑤ サントリー角瓶のCMでもおなじみ『ウイスキーが、お好きでしょ』
⑥ ラテン・ロックンロールの名曲『テキーラ』
【スペイン】
https://youtu.be/hwvz6D88fdg
この曲はアメリカのジャズピアニストチック・コリアの名曲です。
1972年にチック・コリアがリーダーをつとめたジャズバンド
「リターン・トゥ・フォーエヴァー」
のアルバム
「Light as a Feather」
より発表されました。
その後、世界中の多くのミュージシャンにも多く取りあげられるなど、現在は、チック・コリアの代表曲となっています。
哀愁ただようホアキン・ロドリーゴのアランフエス協奏曲の第2楽章(アダージョ)をイントロとして用いトランペットが美しいメロディーを奏でます。
その後、一転してアップテンポの熱いビートになり、カッコいいリフに入って曲が展開し、アルトサックスとトランペットのソロがあります。
故真島俊夫さんのお洒落なアレンジによる
「スペイン」
キャッスル若手メンバーが奮闘しました!
【サクソフォンとバンドのための「青春の輝き」〜カーペンターズ永遠のレパートリーより】
https://youtu.be/opo79hvRqQ0
第Ⅱ部の最後を飾る曲はアルトサクソフォン独奏による
「青春の輝き」
です。
ピアノ担当の兄リチャードと妹カレンによる歌。
兄妹によるポップミュージックバンドとして有名なカーペンターズの大ヒット曲を、アルトサクソフォンのソロ曲としてフューチャーしたアレンジです。
甘く切ない青春の思いがコンサート会場に、そして聞く人の心の中に一筋の輝きとして熱く差し込みます。
我がキャッスルウインドアンサンブルコンサートマスター
「まもるぼっちゃま」
ソロブラボーでした♡
【第3部】
【ジェネシス】
https://youtu.be/ydDdhIsXPbI
演奏会第3部の一曲目を飾るのは2022年吹奏楽コンクール課題曲。
鈴木英史さん作曲
「ジェネシス」
です。
「ジェネシス」
直訳すると
「創生」
です。
キャッスルウインドアンサンブルのコンクール。
コロナ禍にて3年のブランクがありました。
結果は銀賞でしたが新たなスタートを切ってコンクールに出場できたことが何にも代えがたい結果でした。
これからのキャッスルウインドアンサンブルの
「創生」
そんなことを感じることができた演奏でした。
キャッスルウインドアンサンブル。
今年は更に頑張りますよ!
【大阪俗謡による幻想曲】
https://youtu.be/h_TM2k0PZfw
本演奏会のメインとして演奏した曲は大阪が産んだ偉大な作曲家
「大栗裕」
作曲の
「大阪俗謡による幻想曲」
です。
大阪俗謡はオーケストラ用の管弦楽版を吹奏楽にアレンジした作品です。
管弦楽版は、1956年6月21日、関西交響楽団(現大阪フィルハーモニー交響楽団)常任指揮者朝比奈隆のもとにベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会への出演が正式決定した後、プログラムに大阪を紹介する曲を演奏する運びとなった曲です。
ベルリンでの演奏を想定して作曲され、渡米前の同年5月28日神戸新聞会館で初演されヨーロッパ遠征ではベルリンだけでなく、同年6月6日ウイーンでも演奏されました。
管弦楽版「大阪俗謡による幻想曲」は、1956年6月28日ベルリン・フィルなど海外での演奏に用いた草稿に校正を加え、その後様々な公演で取り上げられ現在に至っています。
また、吹奏楽版初演は1974年5月30日、大阪市音楽団(現:オオサカ・シオン・ウインドオーケストラ)第28回定期演奏会にて作曲者により吹奏楽版として編曲「吹奏楽のための大阪俗謡による幻想曲」として発表されました。
大阪俗謡は、大阪三大祭りのうち
「天神祭り」
「生國魂祭り」
など大阪に住む人々の身近にある大衆音楽をモチーフとした楽曲です。
大栗作品の特徴としては
「うだるような大阪らしさ」
をかきたてる
「渾々と濁った響きの質感にこだわった楽器法」
「大阪やその周辺で伝えられ、親しまれてきた民謡」
等の活用が特徴といわれています。
この作品では
「大阪の人なら誰もが知っている夏祭の囃子」
お囃子が街を練り歩くように作中を埋め、ペンタトニックを縦に重ねた目の詰まった響きが続きます。ここで引用されているのが、大阪市街北部の大阪天満宮
「天神祭」
地車囃子と、南部上町台地の
「生國魂神社夏祭り」
獅子舞囃子です。
社会人バンドで
「きめ細やかな演奏ができるだろうか?」
色んな葛藤がある難曲でしたが
「キャッスルで演奏が完成できたこと」
これが自分やメンバーへの一番のご褒美でした。
再来年2025年には大阪・関西万博が大阪夢洲で開催されます。
世界中の皆さんに聴いてもらい知ってもらいたい名曲です。