ブエノチェ~♪
外は寒いですね!
いよいよ冬到来の季節がやってきました!
本日も演奏会の余韻にひたりながら
「第3回祭の感想~演奏編(第1部)」
の感想に入りたいと思います。
【マーチエレガント】
毎年の祭(演奏会)で演奏すると決めているこのマーチ。
サーティホールの緞帳が上がり
「ジャン・ジャ・ジャッ・ジャッ・ジャッ・ジャー・ジャッ・タッタリタリタリタ」
程良い緊張感と共にイントロ音がが流れた瞬間がとてつもなくたまらない!!!
前奏部の途中でお客様に挨拶します。
「ありがとうございます」
皆様に聞こえなくても礼をしながら小声で3回つぶやいています。
今年も無事に祭を迎える事ができました。
昨年との違い。
今回の演奏会に向けて練習で意識していたこと。
「メロディー」
「カウンターメロディ(対旋律)」
これを昨年以上にのびのびと聞かすこと。
これが課題でしたが皆様にはどのように聴こえていたでしょうか?
【希望の空】
本年度の吹奏楽コンクール課題曲です。
おせんべいを表裏何度も焼き上げるように年月をかけて丁寧に作ったマーチです。
コンクールの課題曲・自由曲を演奏会でする意義。
「今年1年頑張った証(あかし)を確認するため」
です!
持論ですが
「ワインと持ち曲は寝かしたほうが美味い(上手い)」
ということです(笑)
熟成された芳醇な味わいを楽しむことができます。
毎年思うことですが
コンクールと違ってのびのび演奏していたことがGood!
【吹奏楽のための神話】
今年に神話を演奏しなければいつ演奏する!?
そんな年だったと改めて振り返っています。
巨匠
「大栗裕先生」
没後30年の今年。
色々な想いを抱きながらこの作品と向かい合いました。
演奏を終えて嬉しかったこと。
ゲストの福田洋介先生から
「神話のあの雰囲気やイントネーションはなかなか出せない」
とお褒めの言葉を頂きました。
ありがとうございます。
大栗裕先生が残した
「大阪人の魂」
このスピリッツがどこかに眠っているのでしょうか?
体に染み付いた感覚を確かめるように演奏に集中したことが良かったのでしょうか?
モンスターエンジンのネタ。
「神々のあそび」
ではありませんが、今年1年間
「天照大神と沢山戯れること」
ができました。
なにわともあれ。
大栗裕先生。
後世に素晴らしい作品を残してくれて本当にありがとうございました。
【アルメニアンダンスパート1】
まあ君が仕入れてきたアルメニア民謡による
「アルメニアンダンスの素材曲」
舞台転換の間、舞台袖にて原曲を聴きながら徐々に
「作品にのめり込む気持ちを高めていきました」
演奏会前日のスタッフ会議では違う方向で
「アルメニアンダンス」
に関するアルメトークが盛り上がっていましたが…(笑)
練習で意識したこと。
【杏の木】
冒頭は雄大な豊かなフォルテ音の中にも
「各声部の鼓動や息吹」
これが模様のように聴こえること。
コールアングレとオーボエのソロ部で2回泣き所を作る表情の変化を織り込むこと。
【ヤマウズラの歌】
優しいイメージで拍感の頭を大切に丁寧に各楽器によるフレーズを押さえていきました。
【おーい、僕のナザン】
8分の5拍子。
アルメニア地方の踊り。
この雰囲気を大切に。
変拍子のとらえ方。
「2+3(ニープラスサン)の5拍子」
「3+2(サンプラスニ)の5拍子」
「サンドイッチの6拍子」
このパターン変化を楽しみながら
「恋の踊りの音楽」
を進めていけるようアプローチしました。
【アラギャス山】
壮大な山脈に響き渡る音。
そんなイメージでした。
寒い国の景色の大雪を融かすような温かい人のぬくもり。
そんな雄大な雰囲気をピアノとフォルテの出し入れで楽しみました。
【行け行け】
雄大な情景とは打って変わり、コミタスの歌声
「ハッハッハッハッ」
が聴こえてきそうな感覚の中、エキサイティングに
「GOGO」
がスタート。
節の途中、合いの手のように出てくる
「2拍目」
の強調。
この歌の節を大切にしながらクライマックスへと向かいました!
うねりの勢いが決して衰えない16分音符を吹き続ける木管群。
GOGOと前進し、音楽と共に突き進む金管軍。
激しいパッションを代弁する打楽器。
ラストに向けてテンポをまくし立てながらクライマックスへ!
「ジャン・ジャッ・ジャーッ・ジャン!」
爽快感が体中を突き抜けます。
「天国のリード博士へ」
生前中、色々とご指導頂いた事の一部しか実践できませんでしたが
「作品に対する想いは届いた」
はずと思っています。
現世に居る僕達ができること。
「忘れないこと。」
「作品と共に生き続けること。」
演奏が終わりお客様に深々と挨拶しながらそんなことを考えていました。
【第3回祭の感想~記念撮影編】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1179.html
【第3回祭の感想~演奏編(第1部)】