親愛なるキャッスルの皆さ〜ん
先日ジョインコンサートのDVDが届きましたよね!
Baffの製作スタッフの皆さんいつもありがとうございます。
過去の演奏の記録は、
「思い出」
として終わらせてしまうのではなく、
「自分のバンドを客観的に検証する」
観点をもって冷静に見つめ直す材料でもあります。
終わった本番にただ諸手をあげて過ぎ去るのでなく、
「ぼーさんが屁をこいた」
と言いうような気持ちで
「クルッと振り返って後ろ(結果)を見つめること」
この行為をないがしろにしないことが前進するうえで重要なことであり、新たな原動力になることだと私は思っています。
没頭して演奏に集中していると普段見えないことや気づかないことって沢山ありますよね。
「音色・音程・フレーズ感・サウンド感」
という音楽的な要素だけでなく
「楽器の向きや構え方」
「姿勢や表情」
「オーラ」
等の形として現れること。
これらを含めて総合的に一つのバンドとして整えていく
「統一感やユニット感」
を作り上げる作業をすること。
そして鍛えること。
これらの行為が
「バンド活動における値打ちや面白さ」
であるといえます。
個人プレイの
「独奏」
であれば、自分だけが一生懸命頑張れば一定の成果は上がります。
しかし、ひとたび
「合奏」
となれば人数が多くなればなるほど
「一つにまとまる」
ということの難しさが倍増されていきます。
「ユニット感を大切にしたい」
「バンドを良くしたい」
という
「想い」
があれば、楽器技術の向上だけでなくおのずと
「コミュニケーション能力」
「調整力」
という
「和の力」
を持ち合わせることがメンバー一人一人に必要な当然のスキルとなるのです。
キャッスルのコンセプトって何?
考えてみましょう。
団員規約やいつも皆さんが首から提げている団員証の裏側にも記載しています。
「本楽団は、吹奏楽を通じ熱い想いと人間味溢れる楽団員の育成、また地域社会の発展に寄与することを目的とする」
ことがあるべき姿なのです。
「楽器だけ上手くなったらええねん」
「他人に気遣いせず自己勝手に何やってもええねん」
とはどこにも書いていません。
私も含めて
「人間味溢れる楽団員」
となること。
これが最大の目的であります。
その目的達成の過程や延長線上の中に
「楽器が上手くなること」
「演奏技術を向上させること」
これらが必要な素養の一つとして含まれているのです。
迷ったり色んなことを考えた時には
「団員証を手にとって見つめてみて下さい」
団員証の表側を見つめると
「自分の顔写真が微笑んでいるはずです」
(難しい顔をしている人もいるかもしれませんが…)
自分の顔に笑い返してみましょう。
団員証の裏側を見つめると
「コンセプトが明記されています」
そっと口ずさんでみましょう。
そうすることが迷いを取り払う一つの手法であります。
楽団は人間が集まる
「人生道場」
の場です。
武道の世界は独りだけで決して成り立ちません。
自分以外に組み合ってくれる相手があってこそ試合や練習が成り立つのです。
だから
「礼に始まり礼に終わる」
のです。
音楽の世界も
「一緒に吹いてくれる沢山の仲間」
がいるから成り立つのです。
「よろしくお願いします~ありがとうございました」
と
「礼に始まり礼に終わってみましょう」
心が自然に穏やかになるはずです。
客観的に自分を見つめる習慣を身につけてみましょう。