今日はちよっとニュースから。
少し重い話でスイマセン(笑)
府議会が府庁移転案で問疑をかもしていますね。
私はWTCに府庁機能全てを移転するのには少々問題があるのではと思っている派です。
確かに、WTCを拠点とした道州制導入等の構想もあるでしょうが、私は現実面から捉えた意見です。
府の機能の一つとして、「防災対策」がある。
地震や洪水の災害が発生した時に、「危機管理室」として、府が必要な措置や活動をしなければならないことがある。
我々にゆかりのある「大阪城」は何故あそこに建っているのでしょうか?
敵から攻め込まれたり、風水害から逃れる城を守る術として、
「上町台地」
にお城は建っているのです。
昔の人は、城や城主を守る危機管理能力が必然的にあったとのだと思います。
風水害の時に、職員は庁舎に招集されます。
さて、WTCはどうでしょう?
海に面した埋め立て地にひとたび液状化現象が起きればセンターである府の機能がアウト。
海に近い環境で風水害がひどければ、船もヘリコプターもアウト。
どのようにして必要な措置を施すことが出来るでしょうか?
私は、司令塔のバックアップ対策も含めた
「WTCの第二庁舎案」
がいいのではないかと思っています。
現在、府庁周辺の外部ビルに入っている部門を全てWTCに回して賃貸コスト削減を図り、司令塔であるメイン機能は府庁そのもので行う。
私はこうあって欲しいと個人的に思っています。
我々の生活に直結している府政。
でもこの先どうなるでしょうね?
一府民として、移転案に関する議会の動向について興味を持って観察しておきたいと思います!
まあ 2009年10月29日(木)11時38分 編集・削除
結局、箱だけ買う予算案というのだけ可決したみたいですねぇ。
防災面の不安は残りますが、現庁舎もなんかしなあかんわけで。
あのままぢゃ、WTCへ行くよりもたぶん危ないでしょうし。
というよりか、府議の皆さんは、どうも来年の府議選のことだけしか考えていない動き方にしか思えないんですけどね。
個人的には、今回の騒動は、そう感じました。
ほんと、政治的な決着の付け方みたいな。
我々の業界じゃ、どちらかというと、移転したほうがええんとちゃう?っていうのが大半なんですね。
現府庁を建て替えるのは、建物を作ることよりも、潰すのが結構かかるし、耐震補強工事は、他の建物よりコスト高になって、さらに確実な耐震補強はできひんやろと。
工事を請け負う会社の営業的に見たら、まぁ、請け負えたらええのんですが、現場の人間の話は、そうやないみたい。
やっぱり、実際の工事のことを考えますから、「やりたくないなぁ」っていう気持ちが大きいんぢゃないでしょうかね。
まぁ、なんしか、知事+市長が移転させたい!といろいろ議論して議案の再提出にこぎつけたんですから、府議の皆さんも党利党略ぢゃなく、真剣に建設的な議論を府議会でやってもらいたかったかなと。
その辺が残念でした。
いろいろ、思うことがあったんで、あえてコメント残してみました。