新型コロナウイルス感染で有名になった豪華客船
「ダイヤモンドプリンセス」
皆さんはこの外航客船があの惨事の前
「大阪港天保山」
こちらに入港していたことをご存知でしょうか?
新型コロナウイルスの危険性がささやき始められた
「1月18日(土)」
ダイヤモンドプリンセスは大阪港に入港し、外国からのお客様を沢山乗降させていました。
その後再びクルーズを続ける中で感染者を乗船させ、横浜での惨事に至りました。
【2/5ブログ】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/3829.html
【大阪港振興協会】
http://www.oppa.or.jp/images/stories/cuise/2020cruise0330-1.pdf
【文藝春秋】
https://bungeishunju.com/n/n49b0c5bedd39
タイミングが悪ければ大阪港で横浜港のような出来事が発生していました。
最前線で活動する自衛隊、海上保安庁、警察、消防、医療従事者など色々な人の活動で事態を収束させることができました。
今宵、民放番組でダイヤモンドプリンセスについて放映されるようです。
外航客船。
いわゆる外航クルーズ船の船内は基本、
「外国」
であり、ダイヤモンドプリンセスはイギリス船籍なので
「基本はイギリスの法律に則り船長と寄港地で協議して対応する」
これが基本的な考え方なのです。
乗客の下船も含め全ての権限は船長にあり、イギリスが判断すべき事項をSOLAS(ソーラス)条約なる国際安全保障条約により日本が受け入れて支援するのです。
【海上における人命の安全のための国際条約】
http://www.mlit.go.jp/kaiji/imo/imo0001_.html
イギリス国内で起きたことを受け入れする横浜港や地元行政、国の支援対策も相当大変だったかと察します。
しかし横浜の事案ではイギリス船内(イギリス国とみなす)のことについて深く触れず、まるで日本の対応だけが悪いようなイメージや絵面が世界に向けて発信されたような気がします。
今宵の番組ではどのような形でマトメられているのか興味深いです。
現場で感性リスクを負いながらも汗水流して業務に従事した全ての人に感謝です。
新型コロナウイルスなどの感染症対策。
この事案を捉え、今後の社会の仕組みを考えるにあたり、法整備を含め色々なことを検証する重要な事例になったことはいうまでもありません。
まだまだ続く感染症との戦い。
知恵と経験を蓄積して新たな形作りに反映できるといいですね。