ブエノチェ~♪
キャッスルウインドアンサンブルは昨日の練習から新クールの練習に取り組んでいます。
新しい練習曲の一つに
「フェスティバル・ヴァリエーション」
この曲を取り上げています。
今日はフェスティバル・ヴァリエーションの作曲者である
「クロード・トーマス・スミス博士の誕生日」
です。
早いもので1987年にお亡くなりになられて30年の月日が経とうとしています。
演奏するにあたり作曲者のプロフィールを知っておくのも楽曲を解釈する上で大切な要素の一つになるかと思います。
【クロード・トーマス・スミス~ウィキペディアより】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%B9
キャッスルは昨日初見合奏を行いました。
超技巧的なこの曲を演奏するに当たっての練習計画や練習の取り組み方について確認を行いました。
【当面の練習】
曲のテンポは大きく分けて
「アレグロビバーチェ」
「アンダンテルバート」
曲想に合わせこの2つの大きなテンポや表情が交互に現れます。
当面の練習として
「テンポ60」
アレグロ部もアンダンテ部もこのテンポで練習します。
【主旨・狙い】
「アレグロ部」
≪ゆっくりとしたテンポで8分音符単位の動きを掴み曲の仕組みを理解すること≫
≪音形をつくること≫
≪アーテキュレーションを把握すること≫
≪アタックの位置を把握すること≫
≪木管も金管もゆっくりのテンポでフィンガリングを正確に大げさに練習すること≫
≪シラブル(音節や発音)を客観的に確認すること≫
≪打楽器は特にスネアとティンパニが奏でるリズムの正確さを確認すること≫
≪各声部(パート)やトゥッティ(全体)にて奏でる統一感の確認≫
「アンダンテ部」
≪ルバート(自由なテンポで)することなく一旦はテンポに対して譜割りを理解すること≫
これらの狙いを持って当面の間
「低速テンポ」
にて練習(合奏)を重ねます。
【最終目標】
作曲者が求めるアレグロビバーチェ(軽快に・活発に)のテンポ感は
「テンポ154」
を指定しています。
とても早いです。
理解度とテクニックが無ければマチガイナク崩壊します。
アンダンテルバート部の歌い方はアレグロビバーチェ部の見通しができれば徐々に取り入れていきます。
最近の演奏でテンポ感に忠実に演奏している凄い演奏は
「2013年全国大会の精華女子高等学校」
だったのではないでしょうか?
ホント名演ですね。
速いテンポで出来なければ
「ゆっくり演奏すればいい」
そんな解釈をされる方もあろうかと思いますが
「作曲者が意とするアレグロビバーチェとかけ離れた演奏」
そんな演奏であれば
「曲が持つ醍醐味が薄れてしまう」
そんな懸念をしています。
キャッスルの次なる本番は
「6月25日活惚れ2017」
です。
この時期までに
「テンポ148~150ライン」
このテンポ水準にてアレグロビバーチェ部を演奏できればいいなと願っています。
練習計画は
「スロースタートからピッチを徐々に上げていきます」
全体の底上げを確認しながら誰一人こぼれることなく一つの音楽を作れるよう配意したいと思います。
親愛なるキャッスルの皆さん。
共に頑張りましょう!