皆様のおかげを持ちまして先般無事終演した
「活惚れ2013」
この活惚れ2013の所感について12回に分割してブログを綴っています。
DVD(Blu-ray)購入者さんはそちらも鑑賞しながら振り返っていただければ楽しみも増すかと思います!
①サウス・ランパート・ストリート・パレード編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1391.html
②復興への序曲「夢の明日に」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1392.html
③天使ミカエルの嘆き編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1394.html
④いい日旅立ち編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1400.html
⑤かっぽれファンク編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1406.html
⑥合同演奏「本プロ」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1414.html
⑦合同演奏「歯車」編
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1428.html
⑧合同演奏「シーガル・ライジングサン」編
⑨ゲネプロ・準備・ブラストライブ取材編
⑩ホームステイ編
⑪茶話会編
⑫打ち上げ編
本日は
「シーガル・ライジングサン編」
をお楽しみ下さい。
【活惚れ2013フォトグラフ】
http://www.castle-wind.com/concert/gallery/20130623.html
【シーガル・ライジングサン編】
歯車を終え舞台上と客席が一体となったアンコールステージ。
活惚れが持つコンセプトである
「コラボレーション」
活惚れの舞台で
「コラボレーションの一環や演出やお客様への感謝の意味」
を込めて私は
「指揮者ではなく奏者」
として微力ながら演奏会に花を添えさせていただいてる。
過去の演奏会を振り返ってみると
「煙が目にしみる」
「オールウェイズラブユー」
等のアルトサクソフォーンフューチャーの曲を演奏している。
今回の活惚れでは
「真島俊夫」
さんが世界に誇るサクソフォニスト
「須川展也」
さんのために作曲した
「組曲BIRDS」
より
「第二楽章シーガル」
を演奏することになった。
このシーガルという曲。
須川展也さんの為に書かれただけあって音域が広く全編にわたってフラジオだらけの殺人的な曲です。
曲中に出てくる最高音は
「D(デー)」
でありこの周辺の音域を使って
「レガートにフレーズを歌い上げる」
ということ。
また、曲の終盤にはフラジオの
「D♭(デス)」
を
「ピアニッシモで12拍間吹き伸ばし」
しなければならない
「バード」
ならぬ
「超ハード」
な曲なのです。
曲が持つ繊細な優しさと正反対に技術を必要とする難曲なのであります。
金管奏者の方に分かりやすく説明すると
「ハイB♭(ベー)以上の音域で滑らかにフレーズを吹く」
このように例えればせのハードな感じが伝わるかと思います(笑)
今回ペアリングバンドとしてご縁があった
「河内長野ブルーウインズさん」
ブルーウインズさんとのコラボレーションのきっかけは
「大阪ではなく浜松」
でした。
昨年浜松で開催された
「全国職場バンドフェスティバル」
この演奏会を通じてブルーウインズさんとのコラボレーションが決まりました!
【全国職場バンドフェスティバル】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/852.html
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/854.html
【浜松の夜】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/853.html
【コラボのきっかけ】
http://blog.castle-wind.com/g_director/archives/1329.html
浜松で憧れの須川さん率いる
「ヤマハ吹奏楽団」
による生演奏にて
「シーガル」
を聴いた時、涙が出るほど感動した。
まさか自分がこの難曲を演奏するなんてこれっぽっちも思ってなかった。
この浜松で生シラスを食べなが活惚れのコラボレーションが生まれていった!
偶然はこれだけでない。
客演指揮の今西先生。
東京佼成ウインドオーケストラ在籍時代に
「組曲BIRDS」
この録音に携られていたとのことです。
沢山の偶然が重なり合って演奏することになった
「シーガル」
私の戦いも選曲後から始まった。
あのフラジオをどうやって吹きこなそうか?
曲と向きあって葛藤が始まった。
仕事やキャッスルの練習の合間をぬって
「アルトサックス」
にふれる時間を本番までにできる限り沢山設けるように努力した。
もうひとつの葛藤。
活惚れ本番中、楽器を吹かずにアンコールでいきなり
「トップギア」
状態で難曲を吹きこなすことができるか?
これはチョイスしたリードに助けられたと思っている。
本番中、ラブリーホールの舞台で演奏している時
「浜松のアクトシティの舞台で見た残像」
と重なり合う感覚があった。
演奏を終えると自然にこうべが垂れる。
「会場の沢山の方々。静聴いただきありがとうございました」
「この本番に向けて成長する機会を与えて下さった皆さんありがとうございました」
「キャッスルやブルーウインズの皆さんありがとうございました」
など色んな想いが交錯してただただ頭がさがった。
シーガルを終え舞台下手に下がる。
マーチライジングサンの冒頭ファンファーレが鳴り響く。
演奏会に向けて
「準備してきたこと」
「練習してきたこと」
全てが間も無く終わろうとしています。
終わりを迎えるにあたりちょっぴり淋しい気持ちになったけど舞台袖から
「みんなが生き生き演奏している姿」
を見て元気をもらい、手が痛くなるくらいマーチに合わせて手拍子をした。
マーチ演奏終了後、会場から沢山の拍手を頂いた。
「やっぱ河内長野は温かいな」
と独り言をつぶやき再び舞台へと向かう。
出演者総出の
「カーテンコール」
を迎えた。
皆様本当にありがとうございました!
活惚れ2013最高でした!
未承認 2015年03月22日(日)12時45分 編集・削除
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