こんばんわ。
いよいよ2011コンクールシリーズ最終章、本番編に入っていきます。
今日は真剣に書きます。
(いつも真剣ですがより真剣味が増して!と理解下さい)
コンクール本番及び本番に至る経緯に関して
「総論」
「各論」
に分けて述べ、最後に
「来年の抱負」
について述べたいと思います。
総論は精神論や運営論について。
各論は課題曲、自由曲についてそれぞれ触れます。
あくまでも私見ですのでこれが全てという訳ではありません。
答えは皆さんそれぞれの胸の中に
「それぞれの答え」
があるはずです。
長文失礼します。
【総論】
キャッスルウインドアンサンブルが2011年コンクールに出場し、昨年以上の
「結果」
を得ることができなかったのは音楽監督である私の責任。
これを前提として感じたことを述べていく。
コンクールステージでの12分間の演奏。
キャッスルのメンバーと一致団結して舞台に上がり、
「一体となって演奏できたこと」
これは何にも代える事ができない我々の
「宝物」
であるし本当に楽しい時間だった。
舞台に立てていることがただただ嬉しかった。
自分達の
「言いたいこと」
「想い」
が十分表現できた本番だったと感じている。
審査発表。
キャッスルウインドアンサンブル
「銀賞」
このコールを舞台上で聞いた瞬間
「金賞」
が欲しかった…。
と正直思った。
なぜなら、
「メンバー皆が真剣に頑張っていたから」
である。
本番での演奏中、メンバー同士は演奏しているのでそれぞれお互いの顔を見渡すことはできない。
しかし、私は
「皆さんの顔を見渡せる位置」
に立たせてもらっているので本番での演奏を通じて
「ひとりひとりの熱い眼差し」
を見ることができた。
だから人以上に結果にこだわる気持ちが強かったのかもしれない。
後に講評を見て少し気持ちが救われた。
何故なら、
「昨年以上に間違いなく成長している」
という結果が見えたからである。
審査員5人中A評価をお二人の審査員から頂いた。
あと1個で
「金賞」
だった。
あと一歩の詰めの甘さが今回の結果を二分したのだと思っている。
来年に向けての対策については私を含めてスタッフ等で検討したい。
楽団創設元年。
昨年のテーマは
「集合・結集」
これができたことが賞よりも嬉しい大切な結果だった。
楽団2年目。
今年のテーマは
「スクラム&チャレンジ」
楽団の方向性が決まる2年目として捉えて活動した。
キャッスルウインドアンサンブルという居場所に対する
「マイバンド意識」
を団員全員に持ってもらえるような
「環境作りや意識付け」
が急務だった。
今年のコンクールを通じての成果。
楽団としての一体感は生まれつつある。
「トラック一杯詰め込んだ沢山の楽器を皆が一つになって運搬する姿」
「難曲に立ち向かって練習する姿」
これらの団員皆の
「直向な姿」
を見た時に
「キャッスルのヒューマンパワー」
と手ごたえを感じた。
本当に素敵なメンバーが沢山集まっている。
だから今年は昨年以上の賞が欲しかった。
審査発表の表彰時、授与者から賞状を受け取った後、私は必ず客席に一礼する。
ある方が
「何故?」
と私に聞いた。
これに対する答えは
「三つ子の魂百まで」
という言葉が私なりの答えである。
私は、中学、高校とそれぞれの吹奏楽部で部長をしていた。
おのずと表彰台に上る機会も多かった。
誰の教えかは忘れてしまったが、
「審査発表・表彰式は審査する側、される側が交わる厳かな場所」
「表彰状を頂く時、授与者に一礼する際、受賞者は客席に尻を向けている」
「だから受賞の後は客席で拍手を送って下さっている皆様にも一礼なさい」
と教わった。
進行上の簡略化で不要と言われれば辞めるがそうでない限り守っていきたいし、自分の気持ちの中で自然に体がそう動くであろう。
【各論・課題曲】
南風のマーチは楽しく演奏できた。
合宿の
「ときめきビーチ」
で見た青い海やトワイライトがマーチのメロディーに合わせて脳裏に浮かんでいた。
昨年、コンクールの舞台上で
「笑う」
ことすらできなかったが、今年は演奏中に、
「笑う」
ことができた。
これが自分自身やバンド全体の結果だと私は思っている。
審査講評でも比較的ありがたいコメントが多かった。
「表情豊かにまとまっている」
「メリハリの効いた好奏」
「テンポ感のある良い演奏」
これに甘んじることなく、
「各声部のまとめ」
「サウンド感」
について探求していきたい。
【各論・自由曲】
マインドスケープ。
非常に難曲だったがとてもやりがいのある曲だった。
夢に出てきたことも何度かあった。
曲を練習し始めた春先の頃。
「何これ???」
合奏を始めた当初のことを思い出す。
馴染みのない
「8分の12」
という拍子。
これと闘う団員の姿。
本番は
「熱い想い」
をもって
「マインドスケープ」
を存分に演奏できたこと。
これが非常に嬉しかった。
今年、マインドスケープを通じて知らず知らずのうちに活動した
「楽曲」
に対する取り組み方や姿勢が、今後のキャッスルの
「礎(いしずえ)」
になると思っている。
それくらい意味や意義のある曲だった。
「ウインドオーケストラのためのマインドスケープ」
大阪府吹奏楽コンクール職場・一般の部での初演。
キャッスルとしては難曲を選曲し、
「冒険」
したけれど演奏中、山の頂から見える
「スイス山脈」
を髣髴させる世界感が素敵だった。
きっと作曲者様の
「心象風景」
あるいは
「第二の故郷」
と交わったのかもしれない。
秋に行う定期演奏会(第2回祭)において
「てぃーだ」
を演奏する。
その時に
「8分の12拍子」
を吹いて
「あっ。楽だ。」
と感じることができれば今年の年頭より間違いなく個々の力はついているはずである。
自由曲の審査講評では、
「Tuttiの各声部、セクションの動き、音量よりハッキリと優先順位を決められると更にすばらしい演奏(アンサンブル)になるのでは」
「少々の荒さはあったものの、皆のイメージ、気持ちが本当に一つになった音楽的な演奏」
「とても雰囲気のある演奏」
とお褒めの言葉も頂いたが、
「技術面でまだまだ足りない」
「フォルテ時の音が硬い」
「ピッチ」
等についてまだまだ追い求めていかないといけない。
【来年に向けての抱負】
コンクールは審査員・観客の皆様から
「それぞれの目でチェック」
していただける絶好の機会であると理解している。
来年は
「確実性・安定性」
をテーマにまた一年間かかけて真摯に取り組んでいきたいと思っている。
あなたにとって(あなたの楽団にとって)コンクールとは何ぞや?
私はこう答える。
「自分達の楽団で自分達の団員が活動してきたことの縮図」
これがコンクールだと思っている。
来年もキャッスルらしい
「キャッスルサウンド」
を会場に響かせ、大好きなメンバーと共に熱い演奏を奏でたい。
以上。
長文・乱文ご精読ありがとうございました。
キャッスルウインドアンサンブル。
第2回祭(定期演奏会)に向けて元気に動き出します!
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2011コンクールを終えて~その3(本番編)
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